光と影
瑠南(投稿日:2003/02/10)
自分を「影」と喩えるのなら
貴方は「光」…
そして「光」をさえぎる様にするあの人は「雲」
…そう勝手な思いこみをしてしまっていた。
だけど…
いつの間にかこの自分が「雲」となり「光」を奪っていた。
「裏切り、傷つけ」気がついたら…
嵐は起こった…
空一面は雲が広がり雨を降らせ、雷が鳴り海はあれて…
この一部の空で
居場所を無くしたもう一つの「雲」は「影」となって姿を変えた。
「光」が欲しくてじっと待っていたのだろう。…
だが、何日も「光」が現れる事は無かった…
そう…雲で遮っていたから…
「嵐」が去った…
地上は「影」から「光」に変わった…
影は完全に消えていた。…
自分は最大の過ちを犯した…
「嵐」の後に残ったもの、
そう…「 罪 」
翌日から雲は居場所を変え大雨という涙をのこして…
消滅した―。