トップ詩全集 / Life is a Flower.

架空以外

小林十七(投稿日:2005/08/27)

悲哀色の   言語の粉末 「イイエ。 アタシハ 終連ニ」届き そう、
巨大な十字扇塔の下    蝋燭も消え、  耳飾りが  よく視得ぬ。
十八句の宝石的声域  で  交歓は口から零れる。   象徴派を読んだ。
ちょっと  雨を掬ってした  朝の窃視を  晴れ澄ました情操と呼ぶように
晴れた日上空と絶対の祭典を失踪してる    胞子たちの事。