コラム・雑記

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詩は消耗品か?

とかいう思わせぶりなタイトルをつけておきながらも今一つ詩の話をする気が起きないというか、コラム仕立てにするにはもう一つ話題に持ち出すリソースが少ないような気がするこの頃。

えー、と。『詩は消耗品か?』だっけ。

これ、前々からすごく思ってたことなんだけど、人によって詩に託すものや表現したいものは異なるんですけど、託す割には書き捨てで終わっちゃう人多いですね、とまた暴言(笑。

とか言いつつ、これって投稿を受け付けるサイトの姿勢やシステムにも問題があるんですよ。確かに。ウチの場合開設からまもなく2年になるわけですが、その間に通算6枚(F.y.及びその前身の批評板、それと連環する盲点関連の投稿板は含まない)の詩投稿用BBSを置いてて、そのBBSのログが全て残ってるわけではないわけで、ユーザーに詩を書き捨てさせてるのは投稿コーナーを用意しているサイト管理者です。みたいな(をぃ。

いや、冗談ではなくて。

Webっていうのは結局のところ標準的に用いられるドキュメントシステムであって、利用者的視点から見ていけばハイパーリンクによって他文書を即時に参照できるドキュメント・ネットワークなのね。少なくともその起源は。

と言うことは、だ。少なくともその起源はと限定しているので、それを受けて少なくともその原初において、Webの世界では情報が求められることになるわけよ。全ての情報を見尽くしたら用がなくなるわけで。それは多くのサイトが客離れを避けるためにサイトを更新するのと同じ理屈なのね。

その結果、一般的には新しい情報が次々と付加されていくことによって以前の情報はサイト内での位置付けにおいてもOut of Dateになっていくわけだけど、本来、その意味も分からずにこの流れに乗っちゃいけないものなんですよ。

なんでか。

何故に文字の形で情報を公開してるかって言うことを本当に突き詰められているのならば、その解はあまりにも簡単。即ち文字情報を公開するってことはその情報を残すことが前提になってるわけなんですわ。記録装置が文字だけではなくなった昨今においてはそういう意識って希薄なんだろうけど。

裏を返すと、情報を提供するという行為によって本当に望むことを叶えたいのなら、手軽に公開できるWebサイトを公開するという手段とは違う方法論の方が向いている場合もある、ということ。実際、対象からの反応が欲しいのならば夜の繁華街に出向いてリーディングする方が手っ取り早いわけで、Webサイトを公開するという手段は実質的に

という利点しか用いていないことになるのよね。ちなみにネットの利点の一つとして挙げられるマルチメディア性っていうのは本来一つのリソースを文字でも音声でも印刷媒体でも広い画面でも狭い画面でも表現できるっていう意味合いを持つものですね。まぁ、昨今はPCという限られた環境を用いれば文字・音声・画像・動画を同時に扱えるんですけど。

ってなわけで、Webにおいて情報を公開し、更新という形で新たな情報を随時提供していく場合において、情報はどんどんと蓄積されていくべきで、意味合い的には各文書は同価値であるのが本来的な方向性になるわけなんですわな。情報の選別は制作者が押し付けるんじゃなくて訪問者が任意に行なえばいい。

メイン・コンテンツが詩だろうがなんだろうが同じように当てはまるわけで、その辺りがF.y.を含むウチの一つの目標ということで。ってか、最近コラムは長文ですなぁ。

2003-01-08T00:15+09:00 / Genre : POEM

文芸系サイトといえど、主体は作品に非ずか?

いつの間にやら『深黒おーぐ』のリンク集のうち、Novelにウチのサイトがある……。

NOVEL
妥当なマークアップを心がける文芸サイト

深黒おーぐ

ということなんだけど、人に言われてそれっぽいマークアップになってるんだなぁ、とようやく実感(笑。まだまだおかしいところもあるんだけど。ちなみに更新情報のColumn:2002.12.10.サイト改修の備忘録の内、主に2の対応っていうヤツは再現条件が微妙に変化しただけで直ってません。って、これはCSSの問題かぁ(苦笑。

それはそうと、インターネット上ではそれぞれのサイトが携えるリンク集やWeb-Ringとかで各サイトは微妙に繋がっていくわけだけど、作品主体で考えた場合、全ての作品がStrictなマークアップで構成されるようになると、実はそれだけで巨大なデータベースが構築可能なんじゃないのだろうか? とのたまうのは夢見がちなのかね。

サイト間である程度のマークアップのルールを取り決めておかないと上手く行かないような気もするんだけどね(HTMLの仕様面ではなく、例えば特に作品タイトルをheadingの何番にするかとか、決まったid名を添えるとかしておかないとデータベース化する際に拾い出すのが面倒そう。あんまり深く考えてないので今の段階ではよく分かんない)。

えー。と。「WWWという概念が即ち一つの巨大なデータベースです」とか言われると「まぁ、確かにそうですね」としか返せませんが(苦笑。

ただ、この疑問を裏返して考えるに、あるいはWebの現状を突き詰めていくに、結局のところは文芸系サイトといえども主体はサイトであってそのサイトで掲載されている作品ではないんだなぁ、というのが印象。

だって休みに入ってから色々なサイトで掲載された(ないし投稿された)作品のうち、個人的好みの作品をピックアップしてるけど、いちいち掲載先のサイトのトップを経由して作品を見に行くより、直接作品にリンクがかかってる方がどう考えたって読み手的には便利じゃん。

けど、多くのサイトがその外部からの引用・リンクについて考慮してないっていうか、ぶっちゃけて言うとWeb環境に適合した考え方じゃないと思うのよ。

もの書き的発想として無断転載とかいった部分にナーバスになるのは分かるし、個人的にも全く問題がないと考えてるわけではないんだけど、転載とリンクはまた別問題であって、これって逆に客を引き込むチャンスが増えるきっかけとも取れるわけで、裏を返すとすごい機会損失。で、投稿サイトとしても一投稿者への評価をそのサイト内だけのものに限定してしまう。そのサイトに顔を出さなきゃ評価も知りようがないわけだから。

この閉鎖的環境とも言える現状を棚に上げて「文学・文芸の閉塞感」があーたら、とか言われてもなんだかなぁー。なんて思うのよ……、って元の話なんだったっけ?

2003.01.05. / Genre : Web

今日のMy Favorites! 2003-01-04T15:35:00+09:00

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2003.01.04. / Genre : POEM

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2003.01.03. / Genre : POEM

ホームページビルダー

あくまで知っている限りだけど、巡回している詩や小説系サイトの場合で見ていくと、ページ作成にIBMホームページビルダーを利用している人が多い様子。そんな方々向けに面白いサイトを見つけたのでご紹介。サイトで取り上げてるのはVer.7だけど。

ちなみにこのサイトの作者、『訪問者に優しいWebサイト作り』というサイトも運営されているので参考にされたし。

2003.01.02. / Genre : Web

最近のMy Favorites!

2002.12.31.〜2003.01.01.に見かけた詩のMy Favorites。

発見場所:poenique > 詩の投稿 > やみなべ

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(すべて木立 悟さん)

発見場所:木立 悟・詩集「午後の子・黄金の子」

2003.01.02. / Genre : POEM

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