コラム・雑記 / Life is a Flower.

コラム・雑記

【創作memo】かえり道

19日に公開して、さっきウチのサイト内からでも辿って行けるようになった『かえり道』。今回は習作。

久し振りに小説を書き始めようかなぁという一環と言うか、リハビリと言うか、ちょっとキャラの立て方、ないし年齢/性別の書き分けを一から復習しておかないとなぁ。という感じに、テーマは軽く課題は大きく。

今回の主人公設定は小学校6年生の女の子。書いてみて思ったんだけど、このくらいの年齢ってめっちゃ難しい。

思春期真っ盛りな中〜高校生のキャラって、年齢的にもすごく特徴的なので、実際に書けるか否かはともかく、フォーカスしやすい箇所ってはっきりしてるものなんだけど、小学生高学年って精神的に抱えるベクトルがすごく複雑。複雑なんだけど、行為として返ってくる結果がその背景とは因果関係を感じさせないほど単純だったりして、何をどう書けば設定通りの主人公像に映るのかがかなり謎。

年齢設定の割りには漢字が多かったかなぁ。ひらがな(ないしカタカナ)にしようか一番迷ったのは。結局漢字で行ったけど、今でもここは悩んでたり。

ちなみにちょっと利発そうに映るのは単純に私の好みです(笑。

で、主人公っていくつに見える?

2003-04-20T00:00:00+09:00 / Genre : POEM

ネット詩コンクール他。

ネット詩コンクール
二次選考作のコメントが出ていたんだけど、ページを見てまた驚く。あれって全作品に寸評を入れるんじゃなかったの?
誤字が幾つかあって恥ずかしい限り。慌てて書くとこの程度だわな。っていうか、誤字多くてごめんなさい。慌ててただけで悪意はなかったんです。
ちま情報
いつも更新の度に紹介していただいてありがとうございます。ただ、個人的には直リンクの方が嬉しいかも。
さっきのコラムの追記
詩の定義とやらを作って全部まとめて型にはめても、どうせ基本形からはみ出して新しい流れを作るフロンティアは現れる。ネット上における詩の世界はそこから始まるんだよ。

2003-04-12T01:00:00+09:00 / Genre : POEM

総評について。

最終結果も出たので、今日もネット詩コンクールの話題。

二次審査って当初は各審査委員点数を付けるだけ(その話が届いた時点ではその方法については未定だった)だったんだけど、10点の配点制であるのと同時に各作品に寸評も付けようということになったのね。というか、いつの間にかそうなったという連絡が来たんだけど。

で、昨晩ちょっとびっくりしたことがあって、寸評の投稿用フォームがあるんだけど、そのフォームに総評用テキストボックスがあったの。

全然そんなこと考えてなかったし、16篇全部の寸評を手書きのメモからフォームに書き移してる時点で既に限りなく期限は迫ってたし(全部フォームに打ち終えたのが23:58くらいだった)、すんごい慌てて書いてロクに見直しもせずに送信したら、どうも浮いてたみたい(笑。

というか、その時点では完全に他の選考委員の顔ぶれが意識から飛んでたね。

今日公開された他の選考委員の名前と総評見て「あー、実はそういうコンクールだったのね」みたいな。

ほとんど全ての作品がまず詩をどこへ届けようとしているのかがわからない。

総評のうち木村ユウさんの総評/一部

詩を選ぶのに思いやりを要求するのは酷なような気がする。

総評のうちよだかいちぞうさんの総評/一部

峻烈な言い方になるが、正直言って、「ネット詩コンクール」という、ネット詩を標榜した名称を冠する賞の最終選考に残った作品として、相対的にも、絶対的にも、はなはだ力不足であると感じざるをえない。

総評のうちくぐもりメンバーの方の総評/一部

第一次審査の方が楽しめたというのが正直なところです。描こうとする対象が、作者自身にもとらえきれていないように思われる詩が、比較的多く見受けられるように思いました。ことにメタ・フィクション的な内容を持つ詩には、その傾向が強く見られたように思います。

総評のうち佐々宝砂さんの総評/一部

えーと。全然そんなつもりじゃありませんでした。私、配点すごく甘かったし。というか、そもそも相対評価。

基本的にこういう雑多に集まる舞台ではスタージョンの法則っていうのがかなり高確率で活きていて、まぁ端的に言うと元々はあらゆるSF小説の9割は屑だっていう法則なんだけど、今回4作に配点しましたよ?

んー、でも今回配点を意識して読んだのは二次審査用の作品だけなんだけど、少なくともその範囲内ではレベルが高かったと思うの。

家族や友達同士で話す日常会話にしたって、
ねえねえ知ってる? とか、今日ね、とか、
実は私ね、とか、相手にとって新鮮な話題を話すでしょう。詩にそれがない。

総評のうち木村ユウさんの総評/一部

木村ユウさんは総評で仰ってるけど、私的にはかなりマシ。昨夏に選考委員として携わったうおのめ文学賞、本質的には今回のネット詩コンクールとは方向性が違うんだけど、それにしても「これを読んだ私にどうして欲しいつもりなの?」とか「人に苦痛を押し付けて、自分は幸福せを享受できてしかるべきって言いたいの?」とか、そんな感じの愚痴どころか立場上全作品を読まなきゃならない相手に対する憂さ晴らし、読者無視/自分が言い放ってすっきりしたらなんでも良い、もといとりあえず何も見えてない感じの作品多かったですよ。

こう言うのもなんですが。

少なくともネットにおける詩の世界の現実はむしろそんな世界だと思う。詩を書く人間の中に、その詩を読む人間がいるという最も根本的な概念が存在してない。

もっと言うなら、「分かって欲しい」とか「伝えたい」と思いつつ、どこかの投稿サイトに投稿作という罠を用意して、読者という獲物がかかるか否かでしかない。読んで欲しいからといって読みたくなるものを書くという概念は多くの場合存在してないよ。

だって、それがあるなら一人が書く詩の方向性や作風はもっと豊かで多様なはずだから。それがあるならレスを読んで、どういう風に受け取られたのかを見て、思った通りじゃなかったら「こういう伝え方じゃダメなんだ」「ここの描写が分かりづらかったんだ」と考えたら「次はこんな書き方を」「次はこういう視点で」っていう試行錯誤があるはずだから、ね。

あるいはその方法論を持ちえていないというのもある。

ネットで詩の書き方や考え方といった面を扱ったサイト/ページってすごく少ないと思うの。だから投稿作に付いたレスを読んで反省点が分かっても、それを具体的に改善する方法が分からない、と。

これはある意味で、投稿を受け付けているサイトにも責任がある。ウチも合わせて。投稿板でのレスでいろいろ伝えているつもりでも、それを受け取る立場から見るとその情報の全てが断片的で、例え自発的に情報を集めようとしてもただ単に骨が折れて、そして挫折させられてしまう。

それぞれのサイトが投稿板を置いている趣旨は千差万別だけど、そうなってしまうと多くの場合投稿板を置いている意味合いを失ってしまう。ただの交流のためだけの詩を推奨してるだけになる。それ以上の意味合いを探すのに、あまりにも手間がかかるから。

そこで。

本当にこれからの詩の世界を、もし考えている方がいるのなら、そろそろ詩の定義をはっきりとさせませんか?

詩の世界に本当に多様性があるのなら、一本のしっかりした筋から様々に分岐していく形こそが本来の姿であるはずだと思うのよ。

2003-04-12T00:00:00+09:00 / Genre : POEM


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