詩集:Dark Side / Life is a Flower.

今がこれだけ苦しいのは
“一年前”の選択が間違いだった─、と?
叶えられやしない望みに現を抜かした“罪”は
─あまりにも─
あまりにも重く、そして愚かだった

Dark Side

乾いた心が叫んでる
 ─何を?─
分からない、─分からないけど─
途切れず、涙は頬を伝ってた

夜道を独り、歩いてて
言い出せない不安に駆られてる
駅のホームでつい
到着する電車の前に飛び込みたくなる
 ─何故?─

その昔、見つめ続けた想いは
 行き先も伝えずに僕の前から消えていた
“一年前”の十字架を
いつまで背負っていたなら
この理由もない苦しみから
   ─この苦しみから─
解き放たれるというのだろう?

月に一度
口にもできない『恐怖』を見出して
あの女性(ひと)に会うたびに流れた涙は
何を求めてた?

輝いて見えるのは
いつも“あの日”だけなのは
いつも何を求めていたのかは
いつも何に怯えていたのかは
        分からない

確かなのは
街灯に晒された愚か者の影


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