詩集:Dark Side / Life is a Flower.

もう…、何もいらなかった
望んで─それでも─手に入らずに
“虚しさ”と“切なさ”だけが支配する

もう…、何もいらなかった
僕の中の“虚しさ”と“切なさ”を癒してくれる
君の傍らを少し、巡ることさえできれば
それで良かった

なのに─誰かが連れ戻すように─
気がつけば僕は─ここにいた─

気がつけば僕はここにいた

気がつけば僕はここにいた
尽き果てぬ想いに嫌気がさして
流れるように生きる道程を捜してたのに
誰かが連れ戻すように
気がつけば僕は─ここにいた─

数え切れない願望と
同じ数だけある切なさ
本当に欲しくてたまらなかった望みを
当然のように持て余した人達と
同じようになりたくて─なれなくて─
ずっと背負ってきた失望と引き換えに
もう、誰にも気づいてもらえずに
それでいいから風のようになりたかった

静かに─そして時に激しく─
君のそばを吹き抜ける疾風(かぜ)に…

気がつけば僕はここにいた
見果てぬ想いの一つさえ叶えられず
それでも誰かが連れ戻すように
気がつけば僕はここにいた

数え切れない願望と
同じ数だけの切なさを抱えたまま
気がつけば僕は─ここにいた─


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