ただぼんやりと
何を見ているわけでもない視界は
自分の『未来』を─なにげなく─
ただ無意味に映してた
なにげなく
なにげなく─
なにげなく見つめるものは
静かに雨降る窓の向こう
暇を持て余して付けたTV
ずっと昔のアルバム
ゲームの攻略本
なにげなく笑うのは
あまりにシンプルな笑い話
冗談をハズした後の沈黙
思い出し笑い
他にはない
なにげなく─
なにげなく駆られる衝動
想い出すのが怖くて言えない─
なにげなく─
なにげなく見つめるものは
妙に晴れ上がった空
手元にある読みふるした漫画
友達がやってるTVゲーム
他人事のように─
なにげなく見つめるものは
自分の将来