願い
あなたの幸福せだけを望んだ
わたしでは…、あなたを縛ることしかできない
自由を─いいえ、なにもかも─
わたしはあなたに与えることさえできずに
わたしはあなたに求めることしかできなかった
だから…、
最期にあなたの幸福せだけを望んで
あなたを縛っていた鎖を、自ら断ったの
あなたの幸福せだけを望んで
この大空に放った青い鳥
わたしはその瞬間、振り向くこともできなかった
あなたの幸福せだけを望んだ…、そのつもりで
それでもわたしはあなたを手放すことが…
わたしのすべてが終わればいいと思った
─いいえ─すべてが終わるつもりでいた
すべてが終われば
純粋にあなたの幸福せを願う想いだけが
あなただけを想い続けた過去だけが
それだけが残ると、そう信じてた
もう、何もいらない
なのに青空を渡るあなたの姿に
心を奪われて…
あなたと過ごした時間がわたしを狂わせる
わたしではあなたを縛ることしかできないから
あなたを留める鎖を、自ら断ったのに
わたしは何も変わらずにあなただけを求めてる
もう、何もいらない
だからすべてを、終わらせて