高いビルの間で育った
人が歩くのをいつも見上げていた
悲しいことも知っている あなたよ
心がはやる
叫び声すら出ない
あなたのすべてを聴きたくて
あなたのことばを 僕に欲しい
あなたの唇が僕の唯一の光
あなたの鼓動は 僕の生きる意味
時を あなたとともにしたい
誰とも分かり合えなかった夜
あなたとなら きっと分かち合える
この夜をずっと いつまでもずっと・・・
高いビルの間で育ったあなたは
僕と同じ世代を生きてきた
僕たちはずっと前から・・・
いま やっとそれに気付いた
あなたの言葉を 僕にください
たとえそれが 最後のことばでもいい
あなたと この夜を分かち合いたい
この夜を ずっと
何も見えなくなるまで
すべてを忘れ去ってしまうまで
切望
都会の空は小さくて
羨望の眼差しの末
三叉路に立ち尽くす
時間の番人となっていた
未来の眩しき閃光は
羨望の瞳にて闇に絶え
現在に広がる大地は
見えぬ因果にて切り開けず
過去の積もりし灰燼は
ただ慙愧のみを呼び醒ます
この冥府の中にあなたは一体
何を見た?
答がその想いの中にあるのなら
いま一度信じて賭けてみるのも
あるいは術にて
但し今はまだ
晩鐘の韻が響き続けて
全ての声
受け入れることも適わじて
ヘカーテ
一瞬は永遠ですか
永遠は一瞬ですか
きらめく一瞬を下さい
きらめく永遠を下さい
ややこしいこと言ってごめんなさい
よくわかんないんだけど
簡単に言います
好き
好き
大好き
あなたと歩きたい
あなたと話したい
あなたと手を繋ぎたい
あなたと
あなたと
一瞬だけ永遠に
わたしの大好きなあなたと
一瞬だけ永遠に
ずっと ずっと
よくわかんないんだけど
ずっと ずっと
頭の中がきらきらします
宇宙の始まりが終りで無限大で無限小で
あなたが好きで好きで大好きで
わたしとあなたがすべてのような気がして
よくわかんないんだけど
よく
わかんないんだけど
ああ、狂おしや