詩集:静寂の街 / Life is a Flower.

ひとりの春

暖かい陽気に誘われて
眠っていた芽が目覚めだす
春を導く微風に紛れて
あなたの香りを伝えてくれる

あなたを想うのが怖くて
心、奪われるのを恐れて
内気な私には
ちょっと切ない春の訪れ

ずっとあなたを見つめてた
それでも怖かった
春の訪れは─散り急ぐ桜のように─
いつか壊れる日がくるかと思うばかりで─


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