ただ見つめることしかできない
荒野に燃え広がる炎は
なぜか─
あまりにも神秘的で
ただ、呆然と眺めていた
柔らかく絡みつく疾風は
なぜか─
あまりにも心地よくて
ただ、行き去る方向を見つめてた
君のその胸に秘められたもの
なぜか─
あまりにも猛々しくて
輝く瞳が私の脳裡に焼き付いて─
透き通ったあの日の青空が
君の瞳の向こうに映ってた
崩れ落ちていく足元を
少し気にしながらも
さも自信ありげに
前進し続ける君の姿が美しくて
ただ、見つめてた
燃え広がる炎を─
吹き抜ける疾風を─