アルコール依存症その表れ方

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  アルコール依存症は次に記す四つの側面から見えてきます。いやアル症のあなたにとっては「表れてきます」でしょうか?

第一側面 精神依存(異常な飲酒行動)

  精神依存は心がアルコールに依存してしまった状態であり、この存在は「異常な飲酒行動」から判るようになると言われています。
  異常な飲酒行動とは、朝酒,隠れ酒,がぶ飲み,頻回の飲酒運転,TPOの障害,連続飲酒発作,山形飲酒サイクル,ブラックアウト等です。

第二側面 身体依存(離脱症状)

  大量の飲酒を続けるうちに生じるもので、アルコールが体内に入っているのが日常の大半の時間を占めるため、体内にアルコールのある状態で生態を維持するように調整されてしまった結果、アルコールが体内から消えてしまうと離脱症状(禁断症状)があらわれるようになる状態です。離脱症状は人により異なりますが、次のようなものがあります。
手指の振戦,脂汗、寝汗,頻脈,微熱,高血圧,こむら返り,吐き気腹部不快感,下痢,精神的焦燥感、易怒的状態,脱力状態,幻覚、錯覚,不眠、悪夢,痙攣発作,離脱せん妄

第三側面 急性中毒

  アルコール依存症者が示す酩酊状態は百人百様ですが、静かな依存症者と酒乱型の依存症者に分類することが出来ます。しかし、これは外見上の分類であり、酩酊は脳内での出来事により生じています。この酩酊に関する仮説として、快感増幅作用を持つドーパミンの抑制が弱くなるというものがあります。この結果、素面では心配だった事が、飲んでいると大丈夫に思えたり、人と快活に話せたりします。これが次の飲酒欲求を引き起こすもとにもなり、やがて重篤な中毒症状が表れるようになっていきます。

第四側面 慢性中毒(アルコール性臓器障害)

  体の障害で病名を記したように、様々な障害が発生します。アルコール依存症の場合、はじめは臓器の障害に目が行きやすく、アルコール依存症と診断された方の多くは、別の病名を先につけられた経験を持っているように思います。


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