アルコール依存症・心の障害

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アルコール依存症は知らぬ間に心を蝕む病・そして家族まで巻き込む病

  人間の心には「プラスの感情」と「マイナス」の感情があります。
  「プラスの感情」とは、自分は人に必要とされている、自分は大切にされている、自分は目標に向かって順調に進んでいる等、人との係わり合いや、自分自身の中に満足できるものを見出すものです。

  「マイナスの感情」とは、誰も自分のことを判ってくれない、自分はどうでもいい存在だ、どうせ努力しても何も変わらない等、人との係わり合いを否定し、自分自身まで否定してしまう感情です。

  この「プラス」と「マイナス」の感情のバランスは、アルコール依存症になると「マイナス」の方へと傾いて行きます。その原因の多くは、お酒を飲みすぎることにあり、下図のような関係が成立します。

心の障害発生原因


  このように、「マイナス」の感情が卓越してくると、ますますお酒を飲み、「体」「生活」「人間関係」の障害が大きくなっていきます。そして、胃腸の不調から栄養不足が加速され、健康な感情を生み出す脳内の神経伝達物質が不足していきます。これが、周囲の人との軋轢を増加させ、不快な日々が続くことになります。不快な日々はストレスを生み出し、気分が滅入ってきます。

  このような不快な日々は、心の障害を生みます。そして独善的となり、ますます孤立していくのです。人は孤立すると、自分を正当化するため、自分の立場からしか物事を見ることが出来なくなります。人の言葉が耳に入ってこないのです。この心の障害が、アルコール依存症の悪循環を決定的なものとし、日々の生活の中で、お酒の優先順位が上昇し、何をするよりもお酒を飲むことの方が大切になってしまうのです。



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