アルコール依存症の経過

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アルコール依存症が進行していく経過


  「お酒飲むスタート時点ではあまり大きな差は無く、ある人はアルコール依存症になり、他の大多数の人は適度な飲酒者として人生を全うする。」アルコール依存症に関する書物に書かれていた言葉です。ある人には正しく、私にとっては疑問のある言葉です。

  私が、初めて大量のお酒を飲んだのは18歳の時、会社の歓迎会です。日本酒で1升近く飲んだと思います。3合飲んでトイレに立ち、自ら胃の中の酒を吐く。そして5合で、8合で、と言った感じだったと思います。お酒を沢山飲めることが自慢できることだと思っていました。
  そしてその挙句酔っ払って、ここでは書けないような失敗をしています。他にも色々考えると、私は生まれながらのアル中であると思います。
  しかし、その当時アルコールに対する依存が形成されていなかった事も事実です。アルコール依存症は、お酒に対する依存を形成する病ですから、当時の私はアルコール依存症では無かった、でもその要素を多く持った若者(バカ者)だったようです。

  お酒を多く飲めることが、人との付き合いをしていく上で良いことだ、ストレスリリーフにお酒は最適だ、誤った考えでアルコール依存症になっていきました。

  このアルコール依存症となった経緯を振り返ると、書物に書かれた経過とピッタリ一致します。このアルコール依存症の経過を下表に記しますが、私は第四期のアルコール耐性の低下までが当てはまります。
  第四期の持続酩酊や絶え間ない離脱症状の脅威、第三期の山形飲酒サイクルや第二期の隠れのみは当てはまらないと思いますが、他の項目はほとんど当てはまると思います。あなたは如何ですか?



表1  アルコール依存症の経過

分  類 症状や行動 備  考
第一期 気晴らし飲酒
悩みに耐える力の衰え
アルコール耐性の増加
初回飲酒
習慣飲酒(精神依存)
飲酒量増加
第二期 ブラックアウトの始まり
飲み方の変化(孤独飲酒,隠れ飲み)
お酒へのこだわり
貪欲飲酒
罪の意識の芽生え
病的精神依存
異常飲酒行動
第三期 抑制喪失
山形飲酒サイクル(連続飲酒発作と禁酒)
口実と言い訳(心理的防衛)
態度の変化
孤立化が進む
身体依存(禁断症状)が著明になる
身体の病気にかかる
身体依存
アルコール離脱症状
第四期 朝酒
持続酩酊
身体的、精神的、社会的破滅の進行
記銘力、集中力の障害
絶え間ない離脱症状の脅威
アルコール耐性の低下
肉体的、精神的衰弱、荒廃、死
精神症状
末期症状




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