「女教皇」のカードです。 彼女が携えているのは、宇宙の創造等について書かれた真理の書物 「トーラの書」ですが、半分はベールに隠されています。これは、人が宇宙の 真理について知ることは容易ではないことを意味しています。 二本の柱(ここでは氷柱)のうち、黒っぽい柱は闇を意味する「ボアズ(Boaz)」、 白っぽい柱は光を意味する「ヤヒン(Jachin)」の柱です。彼女はその間の均衡、 あるいは緊張として存在しています。 女教皇のカードが持つ意味は、神秘、英知、二極性など。 正位置の意味は知性、洞察力などで、 逆位置の意味は激情、ヒステリーなどです。 神秘の門を守り、英知を司る女教皇。得た知識は溶けて流れ、時には氷のように 結晶化し、やがて知識の大海に流れ着く。それは水に由来する知性なのです。 |