「隠者」のカードです。 構図は体の左側(象徴学的には内面・理性・過去等を表す) が強調されており、自身の内面との対話、復習や自習(学問的解釈)、 反省や孤独(真理的解釈)といった解釈がなされます。 また、ローブや杖等から「愚者」との関連性が高く、 隠者は元旅人であるという解釈もあります。 隠者のカードが持つ意味は、深慮、崩壊など。 正位置の意味は経験則、単独行動などで、 逆位置の意味は閉鎖性、陰湿などです。 明るい日差しの下にいる愚者と対照的に、隠者は世界の暗い面を 知識として知りつつも、そこを明かりで照らすことができます。 自分の内側を深く見つめられる者は、人々の先導者とも成り得るのです。 |