「死神」のカードです。 言うまでもなく、13はキリスト教における凶運の数です。 地面に刺さった足は、その場で回転している状態を表しています。 回転、すなわち『螺旋』は、「死の本質は変容していく」あるいは 「死は変化であり、同時に静止でもある」という暗示です。 バラバラになった体(ここでは骨)は、観念(頭)も立場(足)も 活動(手)も、一度すべて破壊される必要があることを示しています。 死神のカードが持つ意味は、停止、死と再生など。 正位置の意味は破滅、死の予兆などで、 逆位置の意味は再スタート、挫折から立ち直るなどです。 死によって「運命の輪」は一度破壊され、新たなる世界が構築されます。 次の段階への大いなるカタルシスであり、ただ悲観するものでは決して ないことを忘れてはいけません。 |