オバサマな香りが好きなんです


一言で表すなら、上のとおり。
最近(ここ15年)の作の香りは、ほとんど定番入りを果たせません。
なぜなら「透明感=生っぽい、湿った」であり、私は
乾いた香りが自分の嗅覚に合っているから。
生っぽくても甘さが無いならOKなのだけど。
全て、基本は香水で使用してます。
この系統を香らせるコツは「ちょんちょんと色んな箇所に」。
あるいはスプレーの霧の中を歩いて纏う。
至近距離からスプレーでシュなんてすると、自分でも頭痛がするかも。
お蔭様で、香水で香らせる時に他の人に気づかれる事はありません。
3,4月に「cherry blossom」をEDTsprayでつけると気づかれます^^;。

5年ぶりくらいにやっと追記(080304)。

名称 ブランド・特徴など
Nina ニナリッチ、1987年頃発表。ブランド名を冠するだけあって、ニナリッチのブランド精神「永遠の若い女性のエレガンス」を見事に表した(と私は感じている)香り。ロベール・リッチはイブニングドレスをイメージして香りを作ったそう。若々しい、シャープなフローラル。成熟する前の、少女と淑女の間の時期が最もつけるのに相応しいような香り。でも、実際には私か、私より年上の方が好む香り。四十路に近い私の、母親の世代には受けのいい香りだと思う。ジャスミン、イランイラン、ベルガモットがトップで香り、ウッディに変わる。瓶はドレスのドレープをハート型にあしらったもの。香水とEDP,EDTとの香り立ちが全く違うので、香水をオススメ。既に生産中止になって久しく、試したい人はネットオークションで。
1000 ジャンパトウ、1970年頃発表。バラ、ジャスミン、白檀などの天然の最高級の香料を使って作られた香水。「馥郁とした」という表現はまさに、この香りに使うべきだと思う。全ての香料が丸く香る、大人の女性の香り。日常使いには、まだ私には似合わないし(書いた当時は30代前半、今は少し様になってきたかも)、第一高価すぎ。
Jicky ゲラン、1889年発表。エメ・ゲラン作。イギリス留学時の思い人「ジッキー」の名を冠する。ラベンダー、ベルガモット、バラ、バニラなどの天然香料と合成香料を合わせ、持続性を持たせた、現代香水の第一号とも呼べるもの。シャリマーや夜間飛行よりは軽め。
Vol de nuit ゲラン、1933年発表。ジャック・ゲラン作。小説「夜間飛行」の作者サン=テクジュペリの親友であったジャックがオマージュとして発表。瓶はプロペラをイメージ。トップはベルガモットと説明にはあるが、いきなりアイリスとバニラの甘く粉っぽい香り。
Shalimar ゲラン、1925年発表。オリエンタルならこれ、という香り。ベルガモットからローズ、ジャスミンになり、バニラ、ベチバーアイリスなどのラストへ。濃厚な、乾いた甘い香り。
Caleche エルメス、1960年代発表。フローラルアルデヒドならこれ、といった香り。上等なスーツを着た、フランスやイタリアのマダムに似合いそうな香り。辛くて甘くて、それでいて丸くて濃厚。皮の服を着た時にも似合いそうな感じ。あ、でも皮革につけてはダメ。
farouche ニナリッチ、1973,4年に発表。カレーシュをもっとスパイシーにしたらこうなる、といった香り。名前は「はにかみやさん」だが、芯は強そう。
CHANEL No.5
New!
シャネル、1920年あたり。マリリンモンローの逸話で有名だが、そういうセクシャルなイメージは香水には無い。バラ、ジャスミン、バニラ、麝香などの天然香料に合成香料でまとまりをつけた、「女性そのものの香り」とココがリクエストして調香師に作らせた香りの中のひとつ。どの素材もが突出せず香る、逸品。男性も是非。
FURANO ファーム富田。ラベンダーを基調に、草や苔を配した、富良野の花畑を表現した香り。濃厚な香りが好きな私には珍しく、軽目の香りの定番。夏つけたら爽やかに、冬つけたら暖かく感じる香り。


香りTOPへ