第41番札所 稲荷山 龍光寺 ( いなりざん りゅうこうじ ) への道 − 後半 |
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松尾峠から宇和島のほうへ下っていく遍路道。 冬だったので少し雪が積もっていました。 |
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だいぶ下ってきて舗装された道に出てきたと思ったら,すぐにまた山道へ入って行くということを3回ほど繰り返します。 これは何本かの舗装道路を横切って行ってるのか,曲がりくねっている舗装道路をショートカットして行ってるのか,どちらなのかわからない。 地図を見てもどうなってるのか判らないので現地の道標だけがたよりです。 |
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広い道路に出てきたのでもう山道に入るのは終わりなのかと思いながらなだらかな坂道を下って行くと今歩いてる道は前方の丁字路で国道56号に合流するようだ。 しかし遍路道は56号線まで行かずに丁字路の手前10m ぐらいの所で左に曲がるように指し示している道標がありました。 |
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丁字路の手前10m ぐらいの所で左に曲がり,このような道を行きます。 この道の右側のすぐ近くを56号線が平行して通っているのですがこちらの道は静かです。 この道は56号線を拡幅する前の旧道なのかもしれないなぁ。 |
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しばらくいくと結局は56号線に合流しました。 コインランドリーがあり松ヶ鼻のバス停がありました。 |
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宇和島市の中心部に近づいてきているらしくて,この付近からスーパーマルナカや牛丼屋さんやファミレスがあって買い物も食事も便利です。 |
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へんろ道は56号線から右に分かれて行き,馬目木大師につきました。 むかし第40番札所の奥の院が九島という島にあったが不便なため海岸であり九島への渡し場だったこの地に 弘法大師が遥拝所を設け札を掛ける為に馬目木の枝を立てておいたら根付いて葉が茂るようなった。 現在は奥の院は別格20霊場 第6番札所の龍光院になっている。 との説明板がお堂の横ありました。 |
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番外霊場の馬目木( まめき )大師をあとにすると道の正面のすぐ近くの山の上に宇和島城が見えてきます。 |
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広くて長くてピカピカの商店街を横切りました。 JR宇和島駅もここから近いようです。 今日は元日で商店街はお休みで人影もまばらでした。 普段はにぎやかなところなんだろうなぁ。 |
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商店街を横切ってから10分ぐらいで 四国別格20霊場第6番札所 龍光院 に着きました。 JR宇和島駅から徒歩5分ぐらいの場所です。 石段を登っていくと本堂,大師堂があるのですが,宇和島市街を見渡せる景色の良いところです。 本堂の左側から始まる新四国( ミニ四国 )108ヶ所があり, 裏手の山の中を巡り境内に戻ってきて結願となるようです。 |
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JR宇和島駅や列車を左に見ながら踏み切りを渡ります。 左右の安全を確認して渡ります。 |
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宇和島と務田の中間付近の休憩所"光満"( みつま )まで来ました。 光満はこの付近の地名です。 宇和島から務田までの道は勾配はきつくはないけれどずっと上り坂で長く感じる道ですが 特に見所がある道ではなく全行程踏破にこだわらないのであれば 本数は少ないけれどJR予土線かバスで都合のよい便があるときは利用すれば 日程に余裕ができると思います。 |
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務田の交叉点まで来ました。宇和島付近からの上り坂も終わりでここから前方に三間町方面が見える。
務田のバス停がありますが本数は少ないようです。 良く見ると赤信号の向こうに見えているのはJR予土線の務田駅のホームの屋根や駐輪場のようだ。 交叉点を渡り,左前の少し上っていく道を行くとJR予土線の上を渡っていきます。 交叉点の左に新しいコンビニストアができていました(2015年1月現在) |
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"龍光寺は左"の道標がありました。 道の奥のほうの石段の上に大きな瓦屋根らしいものも見えています。 写真の左の四国のみちの道標を見ると 42番 仏木寺へは来た道を真っ直ぐ行く方向を指していますが 42番 仏木寺への四国の道はへんろ道とは異なる道を行くようです。 |
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石段を登った所に朱色の鳥居が... あれは神社だな。 で、龍光寺は近くにあるのか?と初めて来た人は思うことになりますが 龍光寺は往時の神仏習合の面影を色濃く伝えている札所で,同じ境内に稲荷神社と龍光寺が同居しています。 龍光寺の山号は稲荷山ですね。 |
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龍光寺の本堂は稲荷神社まで上る石段の途中の踊り場のような参道の左側にあります。 |
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大師堂は参道の右側にあります。 |
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少し離れた所から見ると写真の中央付近に本堂,本堂の屋根の上に見える二つの建物は稲荷神社の社殿,
本堂から参道を挟んで写真右端に見える屋根は大師堂,本堂の左には納経所があります。 屋根が白く見えるのは冬の撮影で雪が積もっているためです。 |