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2015年


12月24日(木)

メリークリスマクリスマス?!

ボケ〜っとアニメを消費し続ける日々の結果、感想を書く気力も失っていくのが恐ろしい。
もっとひとつの作品に付きじっくり考える時間が必要だと感じます。処理能力を超えている。


つまり、もう年末なので今年の総評をしとかないといかんという訳です。

は期待を感じさせるスタートでした。
昨年から引き続いて『アルドノア・ゼロ』が良質なドラマを見せてくれたし、『アイドルマスター シンデレラガールズ』
が予想以上の出来で楽しめました。『蒼穹のファフナー EXODUS』のスタートも嬉しいニュースでした。

対して『艦隊これくしょん -艦これ-』『DOG DAYS″』等の期待に反した作品もありました。もっと肩の力を抜いた
娯楽作を期待していたのに、やたらシリアスを意識した展開は矛盾やテンポの悪さを浮き彫りにしただけでした。
どちらも続編の可能性が残されているだけに、巻き返しを臨むところです。


は一進一退の状況。
鳴り物入りで始まった『アルスラーン戦記』『血界戦線』『攻殻機動隊ARISE』が次々と失速し、嫌な予感が
胸をよぎりましたが、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』『SHOW BY ROCK!!』『放課後のプレアデス』と言った
堅実な続編、予想外の小品が好調で意外な収穫でした。そんな中でも京アニの横綱相撲『響け!ユーフォニアム』が圧倒的でした。
これは続編を考慮した構成でしたので、これからの経過にも注目ですが。

そして『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』『魔法少女リリカルなのはViVid』
どうしてこうなった。


は伏兵が活躍した季節。
『オーバーロード』『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の二作は異世界ファンタジーの中では頭ひとつ抜き出た
スマッシュヒットとなりました。『GATE』は分割のため2016年度評価対象となります。最近の異世界ものがイマイチ乗れないものが
多かっただけに、これは有難かったです。

『アイドルマスター シンデレラガールズ 2ndシーズン』も前期合わせて良質な作品でした。ひとつ文句があるとすれば、24話ラストで
卯月を覚醒させるのは仲間の声ではなくてファンの声援であって欲しかった。部活動の『ラブライブ!』とは違う「プロのアイドル」の表現として。

『のんのんびより りぴーと』も日常系アニメとしての完成度は高かったですが、『わかば*ガール』の軽快さに軍配を上げます。
『モンスター娘のいる日常』『WORKING!!!』が、期待したほど伸びなかったというのもありましたが。
『WORKING!!!』はまだ完結編SPを暮れに残していますが、原作の段階で個人的には外れているので再評価は難しいところですね。

そして日常系アニメの変化球として『がっこうぐらし!』は見事に意表をつきました。嫌いな向きもあるでしょうが、きちんとキャラの個性を描ききった
構成は気持ちよく、決してハッピーエンドではありませんが良い余韻に浸れるアニメです。

そして『ゴッドイーター』はいつ終わるのか?


は予定調和の世界()
目を離せない『ファフナー』はともかく『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『ご注文はうさぎですか??』の鉄板作品が
順当に鉄板として機能したのが印象的でした。個人的には『鉄血』は演出にキレが無いのがちと不満ではありますが。ここで富野監督の演出論を活かして欲しかった。
『ごちうさ』の方がキレキレな時ありましたものねw
キレと言えば『スター・ウォーズ 反乱者たち』の出来の良さは驚異的ですらあります。これは強敵だった。これがあるお陰で、今私の中では
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のハードルがグングン上がっていますw

『ワンパンマン』はまさに力技で、最後まで良質な作画で叩き込み、海外でも高評価を受けています。これも2期ありそうだな〜。
スタッフ総替えで挑んだ『ゆるゆり さん☆ハイ!』は、作画的な違和感は少なかったものの、演出面での差異に最後まで慣れなくて乗り切れませんでした。
アバンのあかりいじりくらいは継承して欲しかったなあ。

あと、TVでは視聴できなかったのですが『どうしても干支にはいりたい』が良い声優アニメでしたw

ロボ・メカアニメが軒並み好調な中にあって『コメット・ルシファー』『ヘヴィーオブジェクト』はイマイチでしたな。
どちらも構成・設定に穴がありすぎて、気になってしょうがない。まだその穴を笑いに持っていける『へヴィー』の方がマシな方ですがw。
同様に構成に難がありますが『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』が、扱う題材的に興味深いですね。2期も決定しているとか
結末が気になる作品です。


こうしてみると、今年もなかなか豊作でしたね。特にロボものが強かったのが嬉しい。10年ぶりのファフナーなんてサプライズもありましたし。
この中でベスト3を挙げるとすると……難しいw
まあ『アルドノア・ゼロ』『蒼穹のファフナー EXODUS』『アイドルマスター シンデレラガールズ』が3強でしょうかね。
『響け!ユーフォニアム』は続編を想定したラストが中途半端だったので一段下がります。『SHOW BY ROCK!!』『放課後のプレアデス』『がっこうぐらし!』
逆に想定外に食い込んでくる良作でした。こういうのがあるから決め撃ちで視聴する作品を選べないんですよねw

あ、そうだ。
『ルパン三世』『ヤングブラックジャック』『おそ松さん』には全く琴線を動かされませんでしたw
それぞれの作品に自分が求めていたものと、実際の内容が違うというのが原因でありますが、赤塚ギャグは昔から駄目だったしなあ。





おまけ 感想を書かない私に痺れを切らせた友人のランキング。


01 アルドノア・ゼロ
02 干物妹うまるちゃん
03 監獄学園
04 甘城ブリリアントパーク(一月終了)
05 ごちうさ二期
06 のんのんびより りぴーと
07 オーバーロード
08 がっこうぐらし
09 SHOW BY ROCK!!
10 アイドルマスター・シンデレラストーリー
次点 Gのレコンギスタ(演出)


スターウォーズ 反乱者たち
ユーフォニアムは途中と見なす。


ガッカリ賞
ゆるゆり3期


『干物妹!うまるちゃん』 無事終了。所々にシリアスな伏線がうっとおしいと思いきや、
それらはだいたい笑いへの振りというブレなさ。もっとーもっとー(OP)評価されていい作品。


『がっこうぐらし!』 ゾンビものにもまだこんなバリエーションが・・・。


『のんのんびより りぴーと[第2期]』 
一期では「何も無い田舎の出オチ感」が故に後半スカスカに感じたものだが、
逆に今期は田舎慣れしたのか楽しめた。


『監獄学園』
第一話を見逃す。そういうアニメに限って面白い。しかも「とても」面白い。
中高生にはエロを、それ以上にはエロを突き抜けた笑いを提供。原作がいいんだろうけど
それを殺さなかった(脚本構成)横手美智子エライ。ガクトの(声優)小西克幸とくにエライ。


『ごちうさ二期』
一期では面白く感じなかったのに二期は観てる。
慣れたからなのか分からないが、たぶんエンディングにやられたんだと思う。


『ヘヴィーオブジェクト』「ヘビー」ではwikipedia出てこない。ヘヴィー。
ほんとうにつまらないと思いながらもしばらく観ていたが、観れなくなるぐらい苦しくもない。
白ごはんをしつこく噛んでいたら、うっすらと甘みがでてくるような感じとでも言おうか・・・。
ストーリー作品としては完全にあきらめて、主役の三人(クウェンサーとヘイヴィアと「フローレイティア」)の
天丼コメディと観ればいいのかもしれない。ボヤッキー、トンズラー、ドロンジョみたいな。
そうすれば「夜のヤッターマン」ならぬ「昼のドロンボー」的には観れる。(決して面白いとは言わない)


『わかばガール』
割と面白かったんじゃないかな。


『コメットルシファー』
中学生向き。


『ゆるゆり三期』
製作が変わった。お約束だった、アバンでのあかりいじりがなくなった。演出(特に音楽)がイマイチ。
それでも原作が面白いとなんとか観れる。観れてしまう。
結衣の声が妙にかわいいのもマイナス。もっと低い声にして。


『スターウォーズ 反乱者たち』
ディスニー大嫌い。ルーカスいいかげんにしろ。
なのに、なのになにこれ面白い!これこそ「真の続編」といいたいところだ。
どうですこの設定ぼくが考えたんです凄いでしょう的な青さが無い、プロの仕事。
ああディズニーが憎い、悔しい、でもビクンビクン。ちなみに主人公の声はうまるのお兄ちゃん。




8月9日(日)

新しいガンダム『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が発表されましたが、いかがお過ごしでしょう。
主役機のガンダム・バルバトスについては、まだ海のものとも山のものともつきませんが、敵量産機のグレイズが
好みストライクなデザインなので期待してます。


『干物妹!うまるちゃん』 OPにあるとおり変身ヒロイン枠です。
家の外では完璧美少女、ひとたび帰ればグータラゲーム廃人という妹を描くギャグアニメ。
兄が悲惨すぎる(^^;。
タッチは軽妙ですがそこは動画工房。上手く原作の魅力をアニメに落としこんであります。干物妹モードは
いわゆるデフォルメなんですが、アニメと言うことで完全に『変身』扱いにして、元に戻るときには
うまる〜んとオノマトペで擬音までつけて、アニメの特徴に昇華させたのは面白いですね。
この安定感は貴重ですな〜


『WORKING!!![第3期]』 あんしん あんぜん。
安定の第三弾。このシリーズは毎回監督が変わりますが、今期は比較的一期のテンポに近く、わりと楽しく
観る事ができています。

ただ原作がそろそろ締めに入る時期なので、そのへんであまり面白くないと言うハンデがあります。
果たしてどこまで引っ張り上げてくれるか。そこが期待です。


『GOD EATER』 いけるでんせつ。
同名ゲームのアニメ化作品。まるでアクリル絵の具の重ね塗りのようなその独特の作画方法から話題になりましたが
いきなり第一話が延期されて特番になったり、第四話が延期されて特番になったりと、スケジュールのヤバさで
話題性が加速してしまいました(^^;。

それだけに作画にはかなり力が入っていますが、本編の面白さはいまひとつ感じられませんでした。
ちょっと噛み合わせに問題のある作品です。


『がっこうぐらし!』 死せる孔明。
学校に泊り込んで生活すると言う、学生時代には一度は空想するお祭り気分から、一気に暗転する1話で話題になった
日常系非日常ドラマ。
この手の映画ではおなじみのシチュエーションを織り交ぜながら、強引に日常ゆるふわをも突っ込んでいく姿勢は
流石というかなんというか。
この先どこで状況を転換させるかで、過酷さが変わってきそうです。タイトルから考えれば学校から出ないのかも
知れませんが、どこかで動かないとヤバイでしょ?


『のんのんびより りぴーと[第2期]』 山河あり。
携帯の電波が届かない田舎って、今日び逆に貴重な気もしますが(^^;。超ローカル日常アニメ第2弾。
『ひだまりスケッチ』のように1期で描かれなかったエピソードを補完しながら、同じ一年を繰り返す形になっています。
やたらのどかで、かと思えばギャグに緩急がついてて、安定して面白い作品になってます。


『空戦魔導士候補生の教官』 ……の友達の親戚の従兄弟。
タイトルが長い。いや、長いタイトルのアニメは他にもあるけどどうにも語呂が悪い。
OPのもっさりした空戦シーンで視聴者の観る気をモリモリ奪う(^^;。これならOPアニメはアクションシーンは抜いてキャラ紹介に
徹した方がまだ良かったとさえ思えます。主人公の立ち位置も思ったほど過酷ではなく、どうにもぬるま湯感が拭えません。
人類追い詰められてるんじゃなかったの?(^^;。

このペースで1クールでは敵の正体とか大勢の変化には踏み込まず、ヒロインたちの上達のために適当な中ボス戦で終わりと言う
流れが見えます。これではちょっと元気が無さ過ぎる。


『艦隊これくしょん』の続報が発表されたと思ったら、TVと劇場版ですか……。
なんというか……、どうなるんでしょうね(^^;。



7月25日(土)

台風過ぎたら一気に厳しくなりますねえ。


『響け!ユーフォニアム』最終回。これ以上は見せぬ。
順当に地区大会出場でENDでした。演奏場面のクオリティはさすがの緻密さで、かなりの満足度なのですが
全体にちりばめられた以降への伏線が『最終回らしさ』を消しています。完全に続編を見越しての仕込みです。
これで2期が製作されなければストレスがマッハ。
そういう点で『1クールの締めとしては満点。作品の最終回としては消化不良』と言ったところ。
ぜひ続きを見せて欲しいです。


そろそろ夏の新番も整理がついてきましたね〜


『アクエリオンロゴス』 最初のSPは何かと思った(^^;。
まさかのアクエリオンシリーズ第3弾。今回河森さんはメカデザからも外れて裏方に徹しているようです。
漢字を暴走させる敵に、搭乗者の名前や敵の漢字の部首を組み合わせて意味のある能力にすると言うアイデアは
『合体』と言う本作のテーマと合致して素晴らしい。素晴らしいのですが、現状肝心のロボアクションがいまひとつで
全体の魅力にかけるのが残念です。キャラ造詣は割りと面白いのでもっとはっちゃけて欲しいのですが。


『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』 皆様に愛される自衛隊フルパワー。
突如銀座に現れた異世界からの侵略者を撃退し、逆に『門』を通って異世界に進撃する自衛隊の活動を描くファンタジー。
ラノベの定番では異世界の超常的な能力を手に入れた主人公が活躍するのだが、あくまで自衛隊の現有戦力が異世界の常識を
覆すと言う変化球がポイント。
保身から周辺諸国に混乱を招く帝国や地球での米中の動向など、政治的なしがらみに翻弄される中で、オタク主人公の突拍子も無い
(オタク的には至極まっとうな(^^;)言動が突破口になるのが面白いところですか。
作画的にも頑張ってるし、CGの使い方も効果的で非常に口当たりが良い作品です。政治・思想的な事には目を瞑って、あくまで
ファンタジー・フィクションとして楽しみましょう。


『OVERLOAD オーバーロード』 もう一回遊べるドン!
未来のヴァーチャルゲームをプレイしていた主人公が、そのサービス終了と共に異世界に飛ばされるファンタジー。
設定的にはありふれているが、主人公はガイコツ魔王、周りにいるのはもとNPCで今は意思を持っていると言う点は珍しいでしょう。
孤独だった主人公は現実に帰る決意に乏しく、とりあえずこの異世界で何とかしようと考えるが、忠誠心篤いNPCは彼の考えを曲解・拡大し
騒ぎを広げていくという感じでしょうか。NPCたちの前では威厳ある主人を演じつつ、もとが小市民なのでいつもうろたえる主人公が
コミカルで面白いですね。それでも戦うときは超グロいのもギャップがあっておかしい。

ちょうど『GATE』とジャンル的に近いですが、集団の中で主人公が頭角を現す『GATE』とは逆に、頂点にいる主人公が
試行錯誤して集団を動かす視点の違いも楽しめそうです。


『アイドルマスター シンデレラガールズ2ndシーズン』 はいよるこんとん。
第2期スタートは軽いコメディを流しながらの不穏な雰囲気。深読みすると笑えない事になりそう(^^;。
この先シリアスな展開になりそうでちょっと不安です。そういうのは旧『アイマス』でも十分にやったからなあ。
とりあえず保留。


『モンスター娘のいる日常』 愛の初見殺し。
異世界からホームステイにやって来る、擬人化モンスターの女の子たちとイチャイチャするラブコメ。
ケモナー御用達かと思いきや、下半身がまんま蛇だったり馬だったり蜘蛛だったりと、かなり上級者仕様。
1話の印象はあまり芳しくなかったですが、キャラが増えてコメディ要素が強化されると結構面白くなってきました。
後はどこまで『寸止め』できるかですかね?(^^;。なんか『ToLOVEる』に通じるものがありますな。
さて、覚悟は出来たか?俺は出来てる。


『監獄学園』 ぷりずん。
女子高に試験入学した5人の男子。しかしのぞきの懲罰に校舎から隔離された監獄に入れられてしまうエロコメディ。
こういうのは本来あまり好きじゃないのですが、それでも笑ってしまう見事な造りに脱帽。
この先エスカレートしていくエロ・下品路線には耐えられそうに無いが、評価すべき作品なのが非常に悔しい(^^;。
このまま見続けられるでしょうか?


『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』 全裸はアウト。
同じジャンルとして『監獄学園』と勝負しなくてはいけないというハンデを背負わされた不幸なエロコメ。
こちらは直球で放送禁止用語全開で攻めているが、相手はそんなものほとんど無くても爆笑物なのだ。辛い。
まあキャラは可愛いし、普通にラノベ原作物として楽しむのがセオリーなのだろうが、ここでねじ込まれた下ネタが邪魔をする。
人に薦められない残念な作品になってしまっています。不幸だなあ。


今のところ、『GATE』『OVERLOAD』がトータルで2強と言った感じ。変動はあるか?



6月26日(金)

梅雨きたな〜とか思ってたら5月吹っ飛ばしてた。なにが(r
春アニメも終盤。意外に豊作だったと思いますが。


『SHOW BY ROCK!!』音楽(物理)
予想外に面白かったアニメその一。2Dパートも3DCGパートも上手く魅力を活かしていて
終始クオリティを落とさず綺麗にまとめた良作でした。
欲を言えば、最後にもっと各メンバーの曲で戦う場面が多ければ良かったのですが、密度的に
無理だったでしょうか。

やはりサンリオは侮れない(^^;。


『放課後のプレアデス』肉食系魔法少女
予想外に面白かったアニメその二。ガイナックスと自動車メーカーのスバルのコラボと言うことで
過去にネット公開された短編のリメイクですが、間延びする事無くアイデアを昇華させて、多元宇宙論とジュブナイルドラマを
上手く絡めることが出来ていたと思います。『まどか★マギカ』以来何かと風評被害に会いがちなマスコットの会長が
ちゃんとマスコットしていたので良かった(^^;。


『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』困ったらその紐を引け。
予想外に面白くなかったアニメその一。王道ファンタジーでキャラも可愛らしく
さほど失敗する要因が見当たらないのにヒットしなかったですね。
私見ではやはり演出がいまひとつだったように思えます。台詞とアクションの繋ぎがギクシャクして流れを切ってしまった。
流れ的には原作に忠実だったのかもしれませんが、アニメならではの表現を優先しても良かったと思います。

乳神様は本当に良かったんですけどねえ(^^;。


『血界戦線』林檎歯茎血闘流死相能狼!!
予想外に面白くなかったアニメその二。……いや、ボンズと言う時点で不安はあったんですけど、
『SHOW BY ROCK!!』ボンズだったんだよなあ(^^;。
1話の段階で構成を無闇に複雑にしてしまい、原作の魅力をシンプルにアピールすることが出来なかったと思います。
その上登場人物が多いので構成が足かせになってキャラの動きがいまいちダイナミズムに欠けていた印象が強いです。
SBRのシンプルさを見習って欲しかった。


あ〜、『響け!ユーフォニアム』も来週でお終いか〜
ひょっとすると、今年はもうこれ以上のアニメが出ないかもしれん(^^;。



4月5日(日)

皆既月食見れなかった。


『ガンダム Gのレコンギスタ』最終回。みんな走れ。
なんだか駆け足で終わってしまったなあ。面白いというと語弊があるが、楽しい作品ではありましたね。
やはりもう1クール伸ばすか前半を整理しておくべきだったと感じます。
『∀ガンダム』の頃から感じてましたが、ストーリー全体のバランス感覚を取るが苦手なのではと思います。

富野監督の不幸は同時代人の宮崎駿監督と比較されることでしょう。宮崎監督が出来るから富野監督も出来るだろう
と、同じような業務をこなすことを要求されているのではないかと。
宮崎監督は『アニメ作家』ですから多くの事を自分でやれますが、富野監督は『演出家』なので、出来る事は限られます。
プロデューサーの仕事は富野監督の周囲を信者で固めるのではなく、優秀で監督と対決できるブレーンを連れてくることでしょう。
調整役が不在な事が今作の微妙な出来の原因だと私は思います。

そこを除けば、カットごとの演出やレイアウトの細かさは一見の価値があります。ここまで細かく『キャラに芝居付け』する監督も
昨今少ないので、食わず嫌いせずに多くの人に観て欲しいです。


『ガンダムビルドファイターズトライ』最終回。ルールを守って楽しくバトル。
結局最後は力技だよ〜『今回はパンチだけにしない』と言ってた黒田先生の言葉は
なんだったのか(^^;。
前作でも曖昧にされた『ガンプラの出来とファイターの腕はどちらが優先されるのか』が、今作ではクローズアップされたのに
結論を出さないまま終わってしまいました。消化不良感がハンパ無い。
チームトーナメント制にしたのも上手く機能しませんでしたね。結局1対1の戦いがメインになってチームの意味が薄いし
相手キャラも3人分考えないといけない、と手間と尺ばかりかかる印象でした。

物語の根幹に関わることですが、セカイを主人公にしない方が良かったんじゃないかと思いますが(^^;。
格闘が強いだけで勝てるならガンプラってなんだ? ってなりますしねえ。
最終回で自分のガンプラを作りましたが、なぜこいつを後半主役メカにしなかったのか? もしくはなぜトライバーニングを
セカイ自身の手で作らせなかったのか? この辺でガンプラの説得力を失っていたように思います。

なんだかOVAの続編が出るみたいですが、地上波で手軽に観れるから人気が出たタイプの作品で、OVAにすると
失敗するような気がします(^^;。


『アルドノア・ゼロ〔第2期〕』最終回。地球の休日。
予想した中ではまあ順当と言うか、穏やかな締めだったですね。もっと殺伐とするかと思った(^^;。
火星に残された国民がいる以上、アセイラム姫がヴァースを捨てないのは規定事項として、スレインと伊奈帆の決着に焦点を絞ったのは
悪くない選択でした。
互いに想いあっているのに、姫の幸福を考えて身を退く覚悟のあった伊奈帆と、それが無かったが故に欺瞞を重ね、全てを失い、伊奈帆に
憎しみをぶつける以外なかったスレインの対比が、一期のカットとオーバーラップする演出も良かったです。

もう少し尺が欲しいとも思いましたが、それもまた良作ゆえの渇望でしょうか。歯ごたえのあるアクション&ラブロマンスでした。


そして、ファフナーがまだ続くと言う歓喜&絶望(^^;。


3月27日(金)

花粉症が悪化する。


『艦これ −艦隊これくしょん−』最終話。どうするんだこれ。
結局最後は力技だよ〜これはちょっと擁護できない(^^;。

伏線を無視した展開でご都合主義といわれても仕方が無いのが問題でした。私は別に物語に『都合』があるのは
当たり前だと思っているので、ご都合主義を否定はしません。ただ、そのための下準備は手を抜かないで欲しいのです。

バケツが出てくるならバケツを取りに行かせる演出を挟む。時間差で開示される命令書があったならそれを読むキャラを
統一して視聴者の混乱を避けるなど、不自然に見えない工夫をするべきでした。そんなに時間が無かったのか……

戦闘の演出も盛り上がりに欠けましたね。障害物の無い海原でずらりと並んで撃ち合う等、工夫が足りない。
『空母を倒せば』と言うが、その根拠が無い。その空母も捻りも無く突っ立っているだけ。あげく止めに撃沈カットを
文字通りカットするなど、かなり変なシーンになってました。
そのくせ大井と長門には格闘戦をやらせるなど艦娘の設定が無茶苦茶です(^^;。
《追記》
逆じゃね? ていうか逆じゃね? 空母が不死身で何度倒しても復活するので、
ボスに攻撃集中して倒したら他の敵も倒せるようになる。って流れが自然じゃね?


全体として非常に惜しい作品でした。いっそオムニバス形式にしてギャグ回とシリアス回で舞台を分けた方が良かったと
思います。もしくは主人公をスイッチ方式にするとか。
あと、やはり提督と他の人間も出しておくべきでしたね。いっそ提督が前世大戦の記憶を持っていて、歴史を繰り返させないように
吹雪を重用したり、作戦直前に行方不明になって偽装工作をするとかしたら、ここまで無能呼ばわりはされなかったのでは。

なんにせよ、最大の恐怖は『続編製作決定』のアナウンスでしたね。
現在の惨状を見て、今更取り消すわけにも行かない製作側の苦悩がにじみ出るようです(^^;。


集中が続かないので他作品はまた別で。


3月7日(金)

今年も2月は無かった。


『艦これ −艦隊これくしょん−』9話。艦娘はポケ○ンだったのか。
いつものメンバーしかいないので、後半鎮守府に帰るまでトラック泊地にいたの気づかなかったよ。
ここに来て、艦娘の正体とか提督とか他の人間の存在とか、はぐらかしていた設定が破綻をきたしてましたね。
まあ装備はともかくスタイルまで変わるのは、ゲームでも説明つきませんけども(^^;。

そして、そんな事しているうちに鎮守府が奇襲をうける。避難する前に迎撃して!
そのための君ら艦娘でしょうに(^^;。提督行方不明なのにのどかに豚汁食べてるし。沈没したんじゃないんだし、まず
生死確認だけはしなきゃいけないと思うんですが。本当にここの提督は空気だな。

次回ついに吹雪が改に? 「なれ」といわれてなれるなら苦労しないんですけど(^^;。


『蒼穹のファフナー EXODUS』9話。存在と虚無。
実は登場以来はじめてフルパワーで戦ったんじゃないかというマークザイン。凄すぎる。
それだけに一騎の命がいつまで持つのか、見守るしか出来ない真矢が悲しすぎる。
7話に続いて圧倒的なバトル回だったけど、まだ前半戦なんですよね? いったいどう収束していくのか、どれだけ生き残れるのか
不安無しには観ていられない。


『幸腹グラフィティ』飯テロ。
『Gレコ』『ファフナー』とギャンギャンに頭に情報ぶち込む系のアニメを連続して観た後に、安らかな眠りを齎す
精神安定剤のようなアニメ(^^;。
「大好きな人と一緒に食べるご飯はおいしいね」という、至極もっともな事実を微に入り細に入り徹底的に描写する
容赦の無さはまさに夜食ブースター。
まあ、食べる描写を偏執的に追いすぎる傾向があるので、観ていてもそこまでお腹が減らないという安全策もあるので
いちおう安心ですが(^^;。


『アイドルマスター シンデレラガールズ』ランラン可愛いんじゃ〜〜。
6話と7話の構成が見事。未央の努力と期待が高まった末に現実を見誤って混乱する中に、三人の誰もが自分以外を気遣って
それ故に中心にいるプロデューサーが引いてしまった為にすれ違っていく過程を丁寧に描写して素晴らしかったです。
7話では過去を振り払ったPが踏み出した事で、三人の歯車がまた噛み合うくだりも良かった。丁寧な仕事でした。

8話ではちょっとみんなの輪の外にいがちな蘭子にスポットを当てましたが、こちらはまたド直球な萌え具合でグッド(^^;。
人気上位は伊達じゃないですな。
そしてスペシャルでのPの中の人のイケメンぶりに絶望(^^;。

1月26日(月)

『ルパン三世 カリオストロの城』はやはりよく出来てるなあ。無駄の無い構成でグイグイ引き込む
パワーは凄い。最近のTVスペシャルは息継ぎが多くて、途中で飽きる場面が多いと思います。


今年の冬アニメは密度が濃いなあ。


『艦これ −艦隊これくしょん−』妖精さん? 妖精さーん!!
人気ソーシャルゲームのアニメ化。複数のイラストレーターが描く艦娘を統一デザインに起こし直すなど、当初から
賛否両論が巻き起こりましたが、作画クオリティ自体は問題はなく、その点では視聴者も慣れていきましたが、その矢先の
如月轟沈事件(3話)。
轟沈したしないで巷が騒がしいですが、その前に艦載機で出撃して
帰ってこない妖精さんについてはどうなんでしょうか?


私はストーリー上艦娘を沈めるのもありとは思いますが、そのための世界観の構築に失敗しているというのが、現状の作品の
印象です。
何を守って戦い、何のために沈むのかを表現することが出来なかった。これが最大の問題でしょう。
やはり提督を出すべきだった。提督が駄目なら、その辺に整備員や民間人でもいい、艦娘以外の人間を画面に出しておけば
それだけでも世界の広がりがアピールできたでしょう。今の内容では、ここが何処でいつ、どうして戦うのかがまるで
伝わってきません。日常アニメなら女の子だけでストーリーは進むかもしれませんが、シリアスに戦争を持ち込んだ以上
「外の世界」の描写が必要不可欠になります。今後この辺りがどう処理されるのかで、この作品の評価も変わるでしょう。

あ、人間出すのが駄目なら、妖精さんを鎮守府の各部に配置しても良かったと思います。妖精さんは不死身でも
文句でないみたいだし(^^;。


『アイドルマスター シンデレラガールズ』笑顔です(無表情)。
オリジナルシリーズからの積み重ねがあるとはいえ、非常に足元のしっかりした構成で、初心者にも分かりやすく世界観の
紹介に成功しています。重要な配置であることは『艦これ』でも書きましたが、ここまでプロデューサーが人気出るとは
思わなかったですが(^^;。

3話のライブまでの流れが特によく出来ていて、それほどキャラに詳しくなくても感情移入して没入できるのが見事でした。
2話で一気にキャラが増えて、オリジナルのように置いてきぼり食らって興味がなくなるのかと思いましたが、このペースだと
私でもちゃんと観てられそうです(^^;。


『アルドノア・ゼロ〔第2期〕』神の目を持つ男。
待望の後半戦。非常に良い滑り出しで文句なしです。撃たれた後少しずつ自分の素顔をさらすようになった伊奈帆と
撃った後自分を嘘で固めていくスレインの対比も良いですね。
今後姫様がいつ目覚めるのかとか、他の火星騎士がどう動くのかとか、盛り上げの余地がたくさんあって楽しみです。


『蒼穹のファフナー EXODUS』ずっとそこにはいられない。
前作シリーズから実に10年越しの続編。完全に続き物なので、劇場版を含めた前作の知識が必須の間口の狭さだが、それを
越えると濃密なSFドラマを堪能できます。その分いつ誰が死ぬかとヤキモキする事になりますが(^^;。
まったく、ここまでパワーアップすることが不安でイヤになるロボットも無いな。


1月16日(金)

明けてました。おめでとうございます。
帰省疲れでアニメ観てもぐったりするんですがそれは。


今期新番組観てますが、去年の総括もしとかないといけませんかね。
……どんなのがありましたっけ?

全体に粒は揃っていたと思いますが、その分突き抜けた作品は少なかったと思います。
ポイントで見れば好みにストライクで良好なんですが、全体で見るといまひとつというものが多かったなあと。
『ヤマノススメセカンドシーズン』とか『ハナヤマタ』とか『ウイッチクラフトワークス』とか。
その中では『未確認で進行形』『月刊少女野崎君』『ご注文はうさぎですか?』がよく観てましたか。

『selector spread WIXOSS』『結城友奈は勇者である』は、ながら観が多かったけど、最終回のまとめ方は
好きだったので、最終的な評価はわりと上です。

そして、やはり強い京都アニメーション。『中二病でも恋がしたい!戀[第2期]』が頭ひとつ抜き出ていて、対抗馬が
同じ京アニの『甘城ブリリアントパーク』位しかないというのも凄い。『甘ブリ』は15年度作品という事にしてますが。

我が楽園たるロボアニメについても、数は増えましたが好みの物は減っていくという状況が悲しい。
楽しませてくれた『シドニアの騎士』『アルドノア・ゼロ』『Gのレコンギスタ』は、全て15年度作品にカテゴライズされてるし(^^;。
プラモデル文化に貢献してくれる『ガンダムビルドファイターズ』は、続編が出来るほど人気を博しましたが個人的にはあまり
乗り切れませんでした。


そんな訳で、ベスト3を挙げるとすれば
3位 『未確認で進行形』『月刊少女野崎君』(同率)
2位 『ご注文はうさぎですか?』
1位 『中二病でも恋がしたい!戀』

と、日常系が上位を占めるわけです(^^;。
その代わり、今年は既に『アルドノア・ゼロ[第2期]』『蒼穹のファフナー EXODUS』がスタートしており、ロボ方向に潤った年となりそうです。
非常に楽しみ。


おまけ

友人が語る去年終了で良かったアニメ。

1 『中二病でも恋がしたい!戀[第2期]』
2 なし。
3 なし。

「甘城ブリリアントパーク」は今年終了とみなす。

辛い。



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