2017年 2017アニメ総評 冬。 『けものフレンズ』が全部持って行った感w。コレは別格として 『ガヴリールドロップアウト』『この素晴らしい世界に祝福を!2』『幼女戦記』とかがベスト3かな。 『小林さんちのメイドラゴン』は京アニ作画が悪い方へ働いた結果、イマイチ笑えない作品になったのが残念。 『リトルウイッチアカデミア』は〜、序盤は文句なしに良かったのになあw終盤の勢いでまとめるトリガーっぽさというかガイナっぽさが 流石に食傷気味でした。 春。 横並び。 『Re:CREATORS』が健闘してたくらいかな。『正解するカド』はラストの展開は好きではなかったけど、興味深いネタではあった。 『フレームアームズ・ガール』『ひなこのーと』は、インパクトは弱かったけど良作でした。 夏。 『メイドインアビス』の完成度がずば抜けていました。続編決定しているので別格。 『ナイツ&マジック』が自分の好みともベストマッチしてお気に入り。『プリンセス・プリンシパル』と『Fate/アポクリファ』が 同率ですが、エピソードの密度で『プリンセス・プリンシパル』が若干上ですか。ラストは『アポクリファ』の方が好みですけどね。 ラノベアニメ『異世界はスマートフォンとともに』なんですけど、今年やってる『デスマーチから始まる異世界協奏曲』でも言える事だと思うのですが 「1クールでできない、いや、作ってはいけないアニメなのでは?」という事です。章ごとのインパクトが小さく日常生活をメインにしている原作なので、長いスパンで観ていかないと 作品の魅力が理解できないと思うのですが。現行の制作体系では人気を取り切れず、使い潰される原作が多いのは残念です。 あと、『アホガール』は笑ったけど、もう見たくないw 秋。 『宝石の国』が素晴らしかった。続編決定しているので別格で。 アレがなければ『少女終末旅行』がトップだったかな。同じ旅物の『キノの旅』は、どうしても前作の寓話的空気感のインパクトが強すぎて 今一つ入り込めなかったです。 『干物妹!うまるちゃんR』が今一つ振るわなかった分『ブレンド・S』がかなり面白かったですな。 『結城優奈は勇者である−勇者の章−』は前章と合わせて偉大なる予定調和。これはこれで。 なんかやたら別格が多いですけどw総じてまんべんなく楽しんでいたのではないでしょうか。原作もののクオリティが上がっている中で、コンスタントにオリジナルの 良作が入ってくる、いい流れが出来ている感じがします。 しかし『けもフレ』はどうしてこうなった? 2017年 12月14日(木) \おじゃまします/ うまるちゃんRが終末旅行ほど観ていられないという異常事態。 異常でもないか。前シーズンも出オチぎみだったし・・・。 今年は惜しいアニメが多かった気がする。 3月11日(土) 今期ナンバーワン萌えアニメを狙える逸材であった筈の『小林さんちのメイドラゴン』・『うらら迷路帖』でしたが、思わぬ伏兵『けものフレンズ』に 大苦戦を強いられるという大番狂わせが起こっています。こういうサプライズは歓迎なんですがね。 噂の『けものフレンズ』ですが、1話を見た時点では多くの人がそこまでのポテンシャルを見抜けなかったでしょう。私もそうでした( ´∀` )。 ひととおり続きを視聴した後で観返すと、散りばめられた世界観のヒントに目がいったりして「楽しみ方が分かる」のですが、やはり構成に難があります。 ルーチン通りに冒頭にオープニングを入れてあれば、視聴者の意識を誘導することができたのではないかと考えています。テンポの良いOPで意識を リセットして、作品世界に入る「準備運動」をさせておけば、意外に初見の人でも馴染んでいたかもしれません。 なんにせよ、これが一過性の物か一定のファンを獲得できるのか、経過に注目したいところ。 対してダッシュ力に欠けたのが『小林さんちのメイドラゴン』ですね。 安心の京アニ作画で画質のクオリティは保証済みですが、コメディ・ギャグアニメでは必ずしもそれは武器にならない場合があるんですよね。 好例が『ガヴリールドロップアウト』と『この素晴らしい世界に祝福を!2』でしょうか。 ともに実力はあるが、話の展開に合わせて作画に緩急をつけられるコントロール能力に優れています。 問題は、それらに挟まれてうまく個性が出せてない『うらら迷路帖』ですね。 「きらら枠」というフォーマットに忠実であるがゆえに、『けもの』『ガヴ』といったならず者達に領地を侵食されています( ´∀` )。明日はどっちだ。 1月22日(日) 実家から帰って留守録アニメのチェックして『ブレイブウイッチーズ』最終回だけ録れてなくて忸怩たる思いで一週間 ダラダラして冬アニメ2話が始まり始めたのでようやく記憶のリセットが終了。 ……いや、リセットしちゃ駄目だろう。去年の総括をしなければ。 問題は終盤のグダグダです。前出の『ブレイブ』と『ろんぐらいだぁす』に代表されるスケジュール遅延が、作品の評価にまで 響いてしまっている。……まあ、この2作は本編にも問題があるのですが()、本来ならもっと高い評価をしたかった作品だけに とても残念でした。 特に特に『ろんぐら』は、すでに『南鎌倉高校女子自転車部』に半ば塗りつぶされ始めている! 何事も「勝機」というものはあるのですね。 2016年で最も高評価のアニメといえば、やはり『響け!ユーフォニアム2』でしょうか。前編と合わせて完璧に近い完成度と 安定感は圧巻でした。京アニも『無彩限のファントム・ワールド』で下げた株を取り戻しましたねw 次点は『この素晴らしい世界に祝福を!』です。予想外に楽しめたというのも高評価。今年始まった2期も好調な出だしで安定してます。 『田中くんはいつもけだるげ』『怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜』なんかも期待してなかった分良い拾い物でした。 逆に、期待に反して低評価だったのが『マクロスΔ』でした。詰め込みすぎの上に構成が散漫で、ビジュアルは派手でキャッチ―なのに どうにも求心力に欠けた印象ばかり残りました。要素を足すだけじゃなく、引くのも重要だと思います。 あと、日常系は萌えに偏らず安定していたと思います。『あまんちゅ!』とか『ふらいんぐうぃっち』とか。一見萌えでも芯の通った 『ステラのまほう』なんかもあったし、結構バリエーションが豊富だったかな。 さて、今年はどれだけの作品が万策尽きるのか。チキンレースが始まる() |