『ILLEGAL HOUSE』 PRESENTS ”ORIGINAL PORNOGRAPHY”

「どうしたの?いつもこれでやってるんでしょ」
 麻衣子は立ちつくしている裕太の胸に、純白の下着を押し付けている。
「貸してあげるから、いつものようにやってご覧なさい」
 麻衣子は裕太の手を広げ、小さく丸めたブラジャーとパンティーを無理矢理握らせた。
「すいません。もうしませんから許して‥‥‥」
 麻衣子の怒声に完全に萎縮している裕太は、最後の方は涙混じりの嗚咽となり、言葉にならない音を発していた。
「先生は何もあなたをいじめようとしているわけじゃないのよ。あなたをもっと知りたいのよ」
 麻衣子は先程までとは違う、落ち着いた口調で語り出した。
 その優しい口調に緊張の糸が切れたのか、裕太の目から一気に涙が溢れ出した。
 麻衣子はその涙を手で拭ってやると、裕太には聞こえぬ程の小声で「かわいいわね」と呟いた。
 この少年の心は完全に掴んだ。これからどう弄ぶか、麻衣子の頭の中は、その事で一杯だった。



 どこにでもある公立中学の一教師である大崎麻衣子は、これといった教育方針を持っているわけでもなく、お金を稼ぐための労働として教師をやっているといった方がピッタリと当てはまっていた。
 生徒の教育にことさら熱心というわけではないが、その割り切った考え方が今の所は上手く機能しており、それなりに親達の評判を得ていた。
 教育大学を卒業し、この学校に赴任してからはや六年、二十代も後半にさしかかろうとしていた。
 肩までの栗色の髪に薄目の化粧、まだまだ張りのある白い肌を持つ麻衣子は、この学校の女性教師の中ではダントツの人気で、声を掛けてくる同僚の教師は後を絶たなかった。だが麻衣子はそれらを全て断っていた。
 男に興味が無いわけでは無い。ただ、興味が有るのは自分よりも年下、それも中学生までといった限定された層の男に対してのみだった。それが教師という仕事を続けているもう一つの理由だった。


 女子の更衣室から下着が無くなるという報告が数例来ている、毎朝行われている会議で教頭がその話を持ち出した。
「恐らく、この学校の男子生徒の犯行だと‥‥‥」
 教頭の話の途中で、「私が解決します」と、麻衣子は自ら名乗りを上げた。
「あの大崎先生が、珍しい」
「いえ、こういうことは私達生活指導の‥‥‥」
「あなた一人では危険だ。男の教師が‥‥‥」
 周りから湧き出る騒音を「こういうデリケートな問題は、女性の方が適任ですわ」という一言で一蹴し、この問題は麻衣子に一任されることとなった。
 そして更衣室で張り込みを始めてから三日後、一人の生徒が更衣室に現れた。
 時間は夜の九時過ぎ、引き戸のドアをそっと開けると、電気も付けずにロッカーを物色している。
 部屋の入り口近くの机の陰で、息を殺し、その様子をじっと見つめていた麻衣子は、その生徒が目的の物を手に入れたのを確認すると、ゆっくりと立ち上がりドアの方へと近づいていった。生徒は次なる獲物を物色中で、麻衣子には全く気付いていない。
 麻衣子はドアの横にある電灯のスイッチを入れた。
 パチパチッと弾ける音に続いて、部屋に明かりが広がる。急な光に麻衣子も目を細めたが、目の前に下着を握り締め、驚いた表情で立っている裕太の顔は十分確認することが出来た。
 突然の出来事に裕太は少し慌てふためいたが、自ら手にしている物、入り口を塞がれていること、顔を見られたこと、知っている先生で有ったこと、これらのことを理解していくにつれて、顔から生気が消えていった。完全に諦めたようだった。
 一方、麻衣子の方も、犯人が裕太であったことを知り、かなりの驚きを受けていた。それは嬉しい驚きであった。クラスの中でも特に目立った存在ではない裕太は「何処にでもいる普通の少年」というお決まりの言葉がピッタリ当てはまる程の生徒だった。幼さの残る顔立ちと、発育がまだ完全に始まっていない体型は、麻衣子好みのタイプだった。
「まさか、あなただったとはね」
 明るさに目が慣れた来た麻衣子は、嬉し笑いを噛み締めながら、少年に一歩ずつ近づいていった。裕太はその笑みを理解することは出来ずに、自らの失態に対する恥ずかしさと、これから訪れるペナルティの恐怖に押し潰されそうになっていた。
 麻衣子は裕太の手に握られている下着を奪い取ると、それを見ながら、初めてじゃ無いわよねと尋ねた。
「初めてです。本当です。ほんの出来心で。ごめんなさい、許して下さい」
 万引き犯のお決まりのフレーズを用い、裕太は必死に謝った。
 恐らく、初めてでもないし、ほんの出来心でもない。自分の頭で何度もシミュレーションを繰り返し、全て計算の上でやっている。麻衣子はそう思ったが、そんなことはどうでもよかった。今はただ裕太を追い詰めることだけを考えていた。
 追い詰められた者は、その場から逃げる手だてがあれば、絶対にすがってくる。例えそれが掴んだだけで切れるロープでも、その先に更なる絶望があろうとも、絶対に。
「そう、初めてなの。でもね、初めてでも十回目でもやったことには変わりはないわ。あなたは学校に忍び込んで盗んだのよ。女性の下着を」
 裕太は俯く。
 麻衣子は裕太の顎を持ち、無理矢理、顔を上げさせた。
「視線を逸らすな」
 裕太の視線がゆっくりと麻衣子に重なる。黒目が震え、何度も瞬きを繰り返している。
「あなたが下着を盗んだことは取り敢えず、校長に報告するわ。私の役目はそこまで。その後、どうなるかは校長を始め、先生達が話し合って決める。ただし、あなたが女生徒の下着を盗んだということは学校中に広まるのは避けられないわね」
 麻衣子は心の中でほくそ笑んだ。恐らく、このことを校長に報告しても、この時期の子供達はデリケートだから、なるべく二人の間で解決して下さい。決して公にはしないようにと言われるのは間違い無かった。
 この年齢の子供には、あなたの良心は痛まないのと精神論で責め立てるよりも、これから起こる罰則や不幸の日々を立て続けに並べ立ててやる方が、遙かに効き目が大きい。これは麻衣子がこの学校に来て覚えたことだった。
 裕太は完全に力が抜け、顎を持つ麻衣子の手にも、その頭の重みがずっしりと伝わっていた。
 完全に追い込まれた。
 そう判断した麻衣子は、次の行動に移った。
「でもね、私は警察じゃないのよ。悪い子を見つけたら終わりじゃないの。それからどうするかが本当の仕事なの。解るわね」
 裕太の顔の筋肉が僅かに反応した。麻衣子の声に希望を見いだそうとしている。
「あなたが何故、こんなことをしたのか、そして二度とこんなことをさせない、本当に重要なのはそこなのよ」
 裕太はじっと麻衣子の言葉に耳を傾けている。この後の麻衣子の言葉に僅かな可能性を信じながら。
 麻衣子は裕太の顎を掴んでいた手を離すと、もう一方の下着を握っている手を差し出した。
「あなたが何故これを盗もうとしたのか、これで何をしようとしていたのか、それを私に教えてちょうだい。この場所でね」
 裕太は麻衣子の言葉の意味を、すぐに理解することは出来なかった。ただ、目の前にある笑顔に対して、言葉に出来ない恐怖を感じていた。


「あなたぐらいの年になると、こういうことに興味を持つのはおかしくないわ、むしろそれが普通よ」
 麻衣子は裕太から下着を取り返すと、それを広げてみた。
「これは誰か好きな女の子の物?」
 裕太は無言で首を振る。
「誰のでも良かったのね」
 今度は縦に首を振る。涙もようやく止まったようだ。
「そう。で、これで何をするつもりだったの?」
 裕太は下を向いたまま黙っている。
「これをおかずにここを触るんでしょ」
 麻衣子は裕太の下半身をおもむろに触った。
 裕太はビクッと反応し、両手で麻衣子の手を防ごうとしたが、その前に麻衣子の手がその箇所を捕まえていた。
 麻衣子の右手がゆっくりと弄ぶように、その箇所を刺激する。
「正直に言いなさい。これでマスターベーションを、オナニーをしたかったって」
「‥‥‥オナニー」
「何?聞こえないわよ。男の子ならハッキリといいなさい」
 麻衣子は右手に少し力を加えた。
「オナニー」
 裕太は顔を赤らめ、麻衣子に聞こえるように言った。
「そう。オナニーがしたかったの。で、裕太君は週に何回するの」
「‥‥‥毎日」
 裕太は恥じらいながらも、覚悟を決めたのか、先程よりも大きな声で答えた。
「毎日ですって。裕太君ってそんなにスケベな子だったんだ」
 麻衣子は驚きと軽蔑の顔で裕太を見る。勿論、それは偽りの顔で内心は喜びで一杯だった。
 裕太は顔を伏せ、麻衣子の指摘を否定するような素振りを見せている。
「そんな顔したって、ここは正直に答えているわよ」
 麻衣子はズボンの上からでもしっかりと確認できる程に大きくなった裕太のペニスをさすり続けている。
「さあ、ここから先は自分でやりなさい」
 麻衣子は裕太の股間から手を離すと、左手に持っていた下着を再び裕太に返した。
 今度は素直に下着を受け取りはしたが、流石に、すぐにオナニーを始めようとはしない。麻衣子はそれも計算の上だったのか、裕太に笑顔を見せた。
「どうしたの。先生の前じゃあ恥ずかしい?それともその下着じゃ興奮しない?」
 麻衣子は裕太の答えを聞くまでもなく、自らの上着を脱ぎ、白のブラウス一枚の姿になると、裕太の右手を掴み、赤いタイトスカートの中にその手を導き入れた。
 裕太の指は、パンスト越しに伝わるパンティーのラインをしっかりと確認していた。顔を少し上げると、薄いブラウスの下にある黒いブラジャーが見えている。裕太の左手にあった白い下着は、すでに手から滑り落ちていた。
「あなたは右利きだったわね」
 麻衣子は今度は裕太の左手を取ると、自らの胸にそっと触れさせた。もう片方の手で裕太のズボンのベルトを緩めると、後は自分でやりなさいとそっと囁いた。
 裕太は片手で不器用にズボンを脱ぐと、その下からは、ペニスの形をこれでもかと見せつけるように伸びきった青いブリーフが顔を覗かせた。
 ペニスの先は濡れており、青いブリーフに恥ずかしい程の大きな染みを作っていた。
 裕太は躊躇せず、ブリーフを降ろした。ペニスの先からブリーフに繋がる透明な糸が伸びていく。
 この年齢の割には少し大きめの、しかしまだまだ薄いピンク色のペニスが顔を出した。
 裕太は麻衣子がそのペニスを見つめていることに気付いていたがそんなことはもうどうでもよかった。異様に興奮したこの気持ちをもう抑えきることは出来なかった。
 裕太は右手でペニスをしごき始めた。もの凄い速さでペニスを擦り付けている。
 それに連動するかのように、麻衣子の胸に触れている左手にも力が籠もってくる。麻衣子は少し痛いと感じたが、逆にそれが嬉しかった。麻衣子は胸を掴む裕太の手をしっかりと握り、ペニスをじっと見ていた。
 最初は皮と亀頭が擦れ合う乾いた音を立てていたが、しばらくすると、ジュルジュルと粘液が混じり合った、いやらしい音を奏で始めた。それと同じくして、ペニスの先端が赤みを帯び始めた。裕太の顔が微妙に歪み始める。そろそろかなと麻衣子は思った。
「裕太君、あなたのザーメンをあたしに思いっきり掛けなさい。いいわね、思いっきり掛けるのよ」
 麻衣子の声が聞こえたのかどうか、裕太はただひたすらに右手を激しく動かし続けている。ゴールに向け、より一層激しさを増しながら。
「あっ、イクッ」
 麻衣子の胸を触る左手に、今まで以上の力が籠もった。
 と同時に、裕太のペニスから飛び出た白い液体が、麻衣子のスカート、そしてその下の太股の内側に掛かった。体を振るわせながら二発目、三発目と勢いよく射精を続ける。裕太は多量の精液を、麻衣子のスカートや更衣室のロッカー、床に置かれた白い下着にと、勢いよくぶちまけていた。
「熱っ」
 パンスト越しではあるが、麻衣子は内股に裕太の精液の熱を感じていた。
 麻衣子はスカートに付いた精液を指で拭った。少し温かいそれを親指と人差し指の二本の指で練り回す。若さ故の新鮮な粘り気が麻衣子の感覚を高ぶらせる。
「凄い量ね。ホントに毎日してるの?」
 麻衣子は恍惚の表情のまま、肩で激しく呼吸をしている裕太を見やった。麻衣子の声は聞こえていないらしい。
「さすがに若い子は元気がいいわね。さて、次は私の番よ」
 麻衣子はニヤリと笑うと、心の中で裕太にそう話しかけた。
HOME】      【第二話】      【感想を送る

『ILLEGAL HOUSE』 PRESENTS ”ORIGINAL PORNOGRAPHY”