「 夏とソーダと、影ふたつ 」 | |
どうしてこんなことになったんだろう――と、硝子ごしに抜けるような青い空をぼんやりと眺めながら、すでに何度も思い巡らせた思考の限りを祐巳はもう一度だけ行使して思った。 雲ひとつない澄んだ空は快晴と呼ぶにふさわしく、夏の休日としてはまさにうってつけのお天気模様。焼けつく陽光が目にも肌にも突き刺さり、この炎天下のなか、きっと汗水流しながら懸命に仕事に勤しんでいるだろう真面目な父親に心から感謝するとともに、心から深く深く同情したりもして。 (――ナゼ) 夏に定番の蝉の鳴き声が鼓膜をほどよく刺激しているのは、なにもここが、もとより自然の少ない都内で、蝉たちがこぞって密集している木々のすぐ近くだから、とかいうそんなありていな理由なわけではなく、 ――ただここが。 この場所が。 「やあ、祐巳ちゃん。どうしたんだい、そんな浮かない顔をして。いけないな、そういうときはこの、冷たい――」 「浮かない顔なのは柏木さんが急に家に来たりしたからで、そうかと思えば、祐麒を誘拐同然に拉致っていこうとするから慌てて制止したら、何故か私まで問答無用に巻き込まれて強引に車に乗せられた挙句、行き先も教えぬままにこんな見知らぬ土地に引っ張り出されたあと、気づけばこんな格好で柏木さん自慢の私設プールに連れ込まれてる、そんな所為だと思うんですけど。…………余罪はどこまで言っていいですか?」 「――……アイスフロートでもどうかな、きっと美味しいと思うんだが」 半眼のまま、……それでも最後まで言い切る辺り、とりあえず賞賛を贈るべきかなと、確かにひんやりと冷たそうなアイスフロートを片手に佇む相手に一通りの不満をぶちまけた祐巳は、その背後に見える親愛なる弟の影へと淡く、密やかな溜め息を零すことしかできなかった。 多分きっとそれは。 後の祭りという名の虚しいばかりの溜め息を。 事の起こりはというべきか、諸悪の根源はというべきか。 それはもう疑う余地も隙間もなく、なりたくもないのに何故か馴染み深くなってしまった某ギンナン国の王子、もとい、祐巳の敬愛すべきお姉さまである小笠原祥子さまの従兄弟であり(元)婚約者でもあるという――それだけを聞けば一応立派な肩書きを持つ柏木優、――彼の、 「いや、お茶の席で美味しそうな豆大福が出たんだよ。それを見ていたらなんだか急にユキチに会いたくなってね。ああ、もちろん祐巳ちゃんにも会いたかったから、思い立って来て本当に良かった。おかげで両方一緒に会えたことだしね」 こういうのを一挙両得って言うのかな、と微笑むギンナン国の王子に、一挙誘拐の間違いではないかと突っ込みを入れたくなったのは、別段祐巳だけでなく、隣で仏頂面をしていた祐麒だってきっとそう思っていたに違いない。 姉弟揃って、何故こんな目に遭わなければならないんだろうか。そして何故今日に限って親たちは一緒に出かけてたりするんだろうか。 ぐるぐると詮無き疑問が渦巻くが、思って、暑いから、との理由で両親の誘いを断ったのは他でもない自分だったことを祐巳はすぐに思い出した。しかも断った本当の理由は、両親が誘ってくれたショッピングモールへはこの夏休み中のいつかにお姉さまと一緒にゆくかもしれない予定があったからで、そんな親よりもお姉さまとの楽しみを取ってしまった事実がそこにあったわけで、……つい、己が欲望に忠実となってしまった結果がこれである。まさに自業自得を体現してしまっている。 マリア様の平等に慈愛に満ちた眼差しを思い出して、祐巳はがくりと肩を落とした。きっとこれはマリア様からの試練なのだ。 (あ、でも祐麒はなんでだったかな。暇そうにしてたのに……) というよりまたしても祐巳の部屋に涼みにきていたのだけれど。 行かない、と断っていた理由までは祐巳も聞いていない。 (……まあ、いいか) そんな小さな疑問よりも、何よりも―――。 当面の問題は誘拐の理由をよりにもよって「豆大福」だと、問い詰めた当初にいけしゃあしゃあと答えてくれた柏木さんである。 そりゃあ祐巳だって常日頃から福沢姉弟は豆狸、子狸な容姿だと公言しているし、その自覚だってあるけれど、よりにもよって豆大福。動物ですらないのだからさすがに愕然としてしまう。というよりも、豆しか合ってないではないか、豆しか。 「ね、祐麒」 「……なに?」 「柏木さんっていつもこんな感じなの?」 「誘拐くらいならまだ可愛いもんだよ」 「……………」 咄嗟に沈黙で返すことしかできなかった弟のさらりとした爆弾発言に、祐巳はしばし困惑を隠し切れずにいたものの、結局まあ起きてしまったことはしょうがないと、やがて素直に現状を受け止めることにした。 現状を打破するのはあとでもいい。祐巳が祥子さまに弱いように、祐麒はきっと柏木さんに弱い……わけではなくて、多分、諦観の念が強いだけなのだ。昔から繊細でありながらも事の本質を見極めるのが上手な子なのだから。これはこういうものなのだと認識し終えているのだろう。 ならばこの苦難、私だって甘んじて受けようではないかと紅薔薇のつぼみに恥じぬ雄々しい決心をして――というより早々に諦めて――それでもここに到るまでの不満をつい堪えきれず突きつけたりもしたのだが、 「で。祐巳ちゃん、どうかな」 祐巳の、淡い溜め息の前に差し出されたアイスフロート。 緑色の綺麗な色合いが、細かな泡にまぎれていかにも涼しげな風情を醸し出している。そんなソーダ色でもあるそれと、柏木さんの背後に控える自分とそっくりな顔の弟が同じように溜め息を零したのが視界の隅で重なって見えた。ただ、祐麒のそれはソーダの泡とは違い、おそらく息を殺した特大の泡だったに違いないけれど。 うんざりを通り越して毎度お馴染みだと言わんばかりの苦々しい表情を見ていると、置かれている状況は祐麒のほうが随分と重いもののように思えてくる。夏休みを過ぎれば祐巳はいつも通りリリアンでごきげんようと山百合会の皆に囲まれて心穏やかに過ごす事ができるが、祐麒は花寺の生徒会役員である所為か、柏木さんとは未だどこか細い縁で繋がっているようなのだ。ビニール糸みたいに引っ張っても引っ張ってもただ伸びるだけで、なかなか切れぬ強い縁のようなものが。 今回の件がその良い例だ。 「どうかな、甘党な祐巳ちゃんのために作ったわけだし、祐巳ちゃんが食べてくれないとせっかくのフロートが無駄になってしまう」 「でもそれ、柏木さんが作ったわけじゃありませんよね?」 「………さて、どうかな?」 その間が回答だった。 軽い吐息をついてから、ようやく祐巳は手を伸ばした。いつまでも意地を張っていては罪もないフロートが可哀想だ。 「わかりました。下さい、それ」 「やあ、それは良かった。粘った甲斐があったよ」 受け取った途端、ひやりと指先に冷たさが満ちた。プールという水辺近くであっても、さすがに温度の差は明確で、一口すくって嚥下したなら、外側からだけでなく内側にも涼が広がる感覚に思わず笑みが零れ落ちそうになった。 それを見てか、 「いや、ほんとに良かったよ」 「はい?」 「せっかく久々に会ったわけだし、やっぱりどうせなら笑ってもらえるほうがいいからね」 そう言ってにこやかに笑う、――のは柏木さんの方で。 その背後でむっと眉間に皺を寄せ、 「それに君もユキチも、笑ってるほうがずっとかわい……」 「うるさいですよ、先輩」 ばしりと容赦なく敬うべき先輩の背を叩き、――否、正しくはプールへと叩き落したのはきっとおそらく祐巳の目が正常に動作し、錯覚を起こしていなければ――確か、人当たりが良く優しいと近所でも評判の、 「ゆ、祐麒?」 「祐巳、それ食ったらさっさと帰るぞ」 「えっ、で、でも帰り道は……?」 「さっき先輩に聞いた。ついでに最寄り駅からの電車賃もぶんどっといたから大丈夫」 「………。それはまた」 えらく強硬手段に出たものだと、珍しく苛立ちを隠そうともせぬ弟を祐巳は呆気に取られながら眺め見た。諦めているように見えたのは、あれはもしかしてこの苛立ちを抑え込んでいたせいだったのだろうか。 唐突に湧き上がってきた疑問を胸に、白のパーカーを羽織って同じく水着姿の祐麒を祐巳はしげしげと見つめる。が、 「なに?」 「……ううん、別に」 すぐに返ってきた物言いたげな視線に、慌てて首を横に振った。 またしても意外な一面を垣間見てしまってうまく言葉がでない。 そんな思考する祐巳の手の内でカランと溶けた氷の崩れる音がする。 ついで緑色の綺麗な世界にそろそろと元はアイスクリームだった乳白色の液体が滲み出し、その色を緩やかに変えはじめる。 そして。 「ユキチ、何をするんだ、いきなり!」 「……ああもう。ほら、早くしろって」 「う、うん」 当然の如くずぶ濡れで浮かび上がってきた柏木さんと祐麒の、喧々轟々としたやり取りを必然的に耳に入れながら、慌てて祐巳も溶けはじめたアイスフロートを口に含んだのだった。 † † † ―――結局。 男二人で騒ぎに騒ぎ、騒ぎ倒したあとの惨状は、庶民ながらも幼稚舎からずっとリリアンという祐巳のおおよその想像を余裕でもって超えてくれ、凄まじく言葉のでない結末を迎えさせてくれた。 (男の子って……) 愕然としてしまう。 空になった硝子コップを手にし、佇みながら、ゼイゼイと荒い呼吸を繰り返してうつ伏せに、或いは仰向けに横たわる二人をまるで遠いものでも見るように祐巳は眺める。実際、理解の範疇を大いに超える生物であることには変わりない。そんなわけで、祐巳一人では濡れることのなかったプールサイドは、今や大量のバケツの水でも放ったのかと言わんばかりにところ構わず水浸しとなっていた。 うーんと一つ唸ってから、 「祐麒、タオルいる? 取ってこようか?」 とりあえず身内の心配をすることにした。 すると当の本人ではなく、その一つ向こう側から「あ、僕のもお願いできるかな」と、お願いのわりに割合と元気な声が返ってき、 「……柏木さんはどうぞご自分で」 「つれない返事だね。いや、まあ予想通りだが」 「だったらわざわざ聞かないで下さい」 「けどたまには変化球もあるかと思ってさ」 「……………」 なんとなしに佐藤の聖さまを彷彿とさせる飄々とした発言だった。きっと口にしたら最後、双方から多大な苦情を寄せられるに違いないけれど。 「――祐巳」 「あ、祐麒、ごめん、タオルだったね」 勝手な理屈と見解を並べる柏木さんとは実に対照的な祐麒の声に、祐巳は慌てて意識を元に戻した。倒れこんでいる近くに寄って膝をつく。 途中からプールに引きずり込まれたせいか、予想以上に疲れきっていて、だるそうにしているのがすぐに見て取れた。 「どうする? タオルいる?」 「……いい。このままシャワー浴びてあがる」 喋ることすら億劫そうに、危なっかしく立ち上がる。それから行ってくると一言だけ言って、祐巳の見守るなか、よろよろとシャワー室のある扉の向こうへと消えていった。あとには祐巳と柏木さんが残され、 「ユキチはもうちょっと体力をつけたほうがいいな、こんなことじゃ学園祭が大変だ」 「? 何かあるんですか?」 なにやら含み有りな発言に祐巳はきょとんと瞳を瞬かせた。夏休みがあけたらすぐにでも花寺の学園祭があり、山百合会メンバーである祐巳は当然の如くそれに参加する。 しかしそれを差し引いたとしても、なにやら気になる、聞き逃すことのできぬ発言だった。 「……ああ、いや、こっちの話。気にしなくていいよ」 けれど相変わらず柏木さんは唯我独尊と、言外に気にするなという、なかなか難しいことを言ってくれるのだ。失言をフォローするように即座に浮かべられた笑顔が、実に嘘っぽく祐巳の目に映る。まあそれ自体はいつものことだけれど。 「それにすぐわかることだしね」 「はあ」 そうなんですか。 まったく釈然とせぬ疑問だけを残して、有無を言わせず強引に幕を引き、納得させられた。まったく、なんとも柏木さんらしい物言いだ。 「――だから今日は息抜きにでもなればと思ったけど、君たち姉弟は本当に仲がよくていいね。僕のほうが丁度良い息抜きになったよ」 やがて、今度は純然たる笑顔が浮かべられてすべては柏木さんの胸の内だけに葬り去られることとなった。 判然とせず曖昧にぼかされ、とりとめもなく。 ただ。 「うん、豆大福に感謝しよう」 「だからそれやめて下さい」 こんなふうに茶化しながらも純粋に笑ってみせる柏木さんの気持ちも、きっと、曖昧なトレースでこそあれ、どこにも偽りはないのだろうと思えた。そしてそれはやっぱりとても柏木さんらしい物言いで、そういう柏木さんだからこそ、祐巳だって遠慮なく物が言えるのである。 「さて、と。そろそろ帰るみたいだから、僕も準備しようか。家まで送るよ」 「あ、いえ。電車で帰りますからお気遣いなく」 せっかくの申し出ではあったものの、祐麒の意を汲み取ってやんわりと断りを入れると、「そうか」と苦笑されたものの、それ以上、柏木さんは何も言ってはこなかった。そつなく、何かを察したふうに。 だから、かもしれないけれど。 「今日はありがとう。また三人で遊べたらいいね」 「……もう二度とないことを祈ります」 アイスフロートはアイスフロート。 柏木さんは柏木さん。 それ以上でもそれ以下でもない、そんな緩やかな笑みで嬉しそうに笑う柏木さんは――多分、とても楽しそうだった。 「――――しかし」 抜けるように青かった空が今や優しくも眩しいオレンジ色へと変わり、その光源を四方に広げて夕暮れ時を彼方まで報せようとしていた。 横一列にぽつぽつと浮かぶちいさな雲はまるで闇夜を彩る星々のように、なにを焦るふうでもなく長閑にそこを流れてゆく。あれはなんていう雲だったかな、と祐巳は思い、すぐに名前なんてなくてもいいかとあっさり思索することを止めた。 小さい頃によく見た光景。 美しい空模様。 わざわざ型に嵌め込まなくても、見たままに、思ったそれでいい。 それがきっと、幼い頃見た光景を――そして流れすぎた刻を――ただ懐かしく、美しく現在へと映し出してくれる法則なのだろうから。 難しいことを考える必要はない。 ただ、見て、思うだけで。 きっと充分なのだ。 ―――そんな秋や冬よりもほんの少し長めに続く、懐かしくも穏やかな光景を視界の上側にゆるりと入れながら、 「しつこかった…本当に」 「でもあれくらいなら可愛いもんなんでしょ?」 見るからに気力激減といった風体の弟に、祐巳は楽しげに先の言をそっくりそのまま返してみた。が、すぐさま不満顔をされて、 「……でも、厄介は厄介?」 「そうだよ」 心中なにやら複雑らしい返答を即座に返され、苦笑してしまった。 てくてくと沈む太陽を背に二人並んで歩く。 先頃、祥子さまと行った避暑地ほどではないが、道沿いを囲んで生い茂る木々が実に涼しげな影を歩道に作り出している。 そんな中をふたり揃って歩く。 そうしていると何故だか急に、日が暮れると遠い何処かへと連れ去られてしまうよと、一人で帰ると迷子になって帰ってこられなくなってしまうよといった、まだ幼かった自分達を心配しての親たちの言を思い出された。 その言葉に恐ろしさを覚え、必ずいつもふたり一緒に帰っていたのはそんなにも遠い昔ではない。ないけれど、やはり遠い日々のことだとも思う。 「あ、そうだ。息抜きになったって言ってたよ」 「は? 誰が?」 「柏木さん」 並んで歩きながら、祐麒がいなかったときに成された会話をまた急に思い出して祐巳は唐突に切り出した。そして意外そうに瞳を瞬かせる弟の顔を横目に、秘密話を打ち明けるようにして小さく微笑む。 「でもほんとは祐麒に息抜きさせたかったんだって」 「……へえ」 「理由は教えてくれなかったけど、優しいとこもあるじゃない」 行きにはなかった荷物を手にそう言うと、途端に渋面になって、 「…これだから」 肩を落として溜め息をつかれた。 「えっ、なに?」 プールサイドでの再現をするかのように、今度は祐巳が短く問いかける。 注がれる眼差しがゆっくりと祐巳の手と顔を行き来した。 その手にあったのは先のプールで着用していた水着。 一体全体、どうして祐巳の身体にぴったり合ったものが事前に用意されていたのかはひどく謎なところであったが、残して帰るのもあれだったのでそのまま貰ってきてしまったのだ。だがこれがどうしたというのだろう。 尋ねるような眼差しを送ると、 「……別に」 祐巳の時とまるきり同じ返答でそっぽを向かれてしまった。そしておそらくその胸中でも、祐巳と同様に、なにか計り知れぬことを考えているのだけが手に取るようにわかった。 なんだかなあ、と苦笑する。 姉弟揃って顔だけでなくすることも似てるだなんて。 だけど懐かしく思い出す小さな頃とは違って、その俯いた胸中で弟が何を思考しているのか、何を思い悩んでいるのか、祐巳にだってそれはわからないときもある。 それは性別が違うからなのかもしれないし、単純にそれぞれがそれぞれに違う人間だからなのかもしれない。 ――――けれど。 (…でも、それでもね) 「ね、祐麒、手でも繋ごうか」 「は!? な、何だよいきなりっ」 「なんでも」 手を繋いで帰る場所は一緒なんだよって。 差し出した手に祐巳は小さく思う。 わからないことなんて山ほどあって、理解できないこともきっとこれからもっともっと増えていくんだろうけど。 「ほら、早く」 「だから何で……!」 「いいから」 言って、強引にその手を取る。自分よりもほんの少しかたくて、大きなその手を。 重ね合わせ、緩やかに握って。 「たまには、ね」 こういうのもいいんじゃない? 瞳に滲む空と、夕焼けに照らされてか、少しばかり赤い祐麒の顔を振り返って視界にし、重なった二つの影に瞳を細めてから、 「さ、それじゃ、帰ろっか」 帰るべき場所へと、歩き出した。 ――――それはまるで、 遠く、幼き日々の、ふたり一緒の帰り道のように。 fin. |
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(06/02/01) 福沢姉弟アンソロ本に寄稿させて頂きました。(「夏とソーダと、影ふたつ」/さき) もう完売して随分経つようなのでこっそりサイトにアップ。買い逃したっていう、ユキユミ好きな方の少しでも潤いになれば。なんだかんだいってここの姉弟はやっぱり可愛いですよね!だいすき! 読んでくださってありがとうございます! |