まずは初交配に挑戦

 交配などににより得られた新花で気に入ったものに妻子の名前をつけることが私の夢でした。
 交配に用いる親株の形質などを考慮し、目的の花をめざすのが本来の育種の方法ですが、とりあえず試験的に同じ時期に咲いていた花の交配に挑戦してみました。私にとっては初めての試みです。
 はたして上手くいくやら。(^^;

(父株)フェイデッド ジーンズ(母株)オプティマラ バルバドス

平成11年11月21日
 交配親株を何にするか悩んだ挙句、我家に以前からあった株で比較的大株で丈夫そうな2品種を選び交配しました。
 まず、父株であるフェイデッド ジーンズのおしべをピンセットで採取し、母株に選んだオプティマラ バルバドスのめしべに花粉をつけました。
 数日後、花粉をつけた花の後ろの部分が膨らんできているのが見られ交配が成功した事を確認。その後腐敗しないように気をつけながら春まで世話を続けました。
平成12年4月6日
 イチゴパック、園芸用ナイフ、パラフィン紙、セントポーリア用土を用意し、交配に成功し十分熟したさく果を採取、ナイフで切り開き、細かい種子をパラフィン紙でにのせ、セントポーリア用土を入れたイチゴパックに均一になるように蒔きました。このとき、あらかじめ霧吹きで用土を湿らせておきます。それから湿度を保つためイチゴパックにラップでふたを閉めておきます。
 ワーディアンケースの蛍光灯下10〜15センチの所に置きました。
平成11年5月10日
 蒔いてから約1ヶ月たった状態。
 背の低い貝割れ大根が密生しているような感じです。おそらく百本以上はあるでしょう。
平成12年11月1日
 無事、夏を越した苗です。
 発芽したものを全て育てるにはスペースに余裕が無かったので、貧弱な芽を間引いたりしながら丈夫そうなものを数本残しました。
 鉢あげ時期が少し遅れたためこの後すぐに一鉢一鉢に分けました。
平成12年12月1日
 鉢あげ後、約1ヶ月たった状態です。
 上手く冬越しできれば、春には最初の花が見られそうです。
平成13年1月1日
 鉢あげ後、約2ヶ月たった状態です。
 1ヶ月の間にずいぶん大きくなり、蕾の上がってきた株もあります。
 まもなく1番花が咲くでしょう。
 どんな花が咲くか楽しみです。(^^)

(注)白く見えるのは光の加減
平成13年1月10日
 開花しました。
 花びらには父株ほどではないですが軽くフリルが入り、花色は母株のような青紫色をしています。しかし母株に見られた白いエッジはみられません。
平成13年6月2日
 最近までに、先に開花した株以外で下のような花が咲いたのが確認できました。
 今度は、これらの株を親にして自家交配を行います。

エッジにフリルが入った花

セミダブルの花
平成14年1月24日
 最近までに、先に開花した株以外で左のような花が咲いたのが確認できました。
 親株が紫と水色のブルー系統なのに、なんとピンク色の花が咲きました。
 これが交配の面白いところです。

(続く)

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