A89
「1+1と2は同じ数であると決められたから」
が正解です。定義として与えられたのだからこれは
正しいと認めざるを得ない、という話ですね。
「1つの泥団子にもう1つの泥団子を加えると、大きな
1つの泥団子になる。だから1+1=1になることもある」
という話がありますが、容積で考えるとちゃんと2になって
ますね。1は1であって、数学的に言うと全く同じもので
ある必要があります。数式として表す場合、大きな泥団子と
小さな泥団子は同じ1としては認められないのです。
しかし人間はりんご1個とみかん1個を加えて「合計2個」と
計算する想像力を持っています。だから泥団子のような曖昧な
話も一見成り立っているように思えてしまうのですね。