第44番札所 菅生山 大寶寺 ( すごうさん だいほうじ ) への道 − 前半


( 写真01 ) 第44番 大寶寺 へは第43番 明石寺の山門( 写真右端 )を出て右へ,手水場( 写真中央付近 )の前を通り 手水場の左奥の左上に登っていく道を行きます。

この写真は冬に撮影したので道や木の枝に雪が積もっていて白く見えます。
手水場の少し先の登り口には石の道標やお馴染みの遍路道や四国のみちの道標の他に "宇和文化の里 これより800m" という道標が置かれています。

第44番 大寶寺 への道程は約70km。 峠越えが複数あります。
( 写真02 )
( 写真03 ) 坂道を登り始めて5分ぐらいでちいさな峠らしい所を越えて下り坂になりました。

写真は峠らしい所を振り返って撮影しました。
卯之町の市街地まで下ってきました。

もう一つ先のかどぐらいまで行けば "文化の里商店街" の道筋ですが 写真の道標ではここで右折して中町通りを行くようです。
( 写真04 )
( 写真05 ) 道標のところで右折して中町通りを行きます。

この付近は伝統的建造物群保存地区らしい。
JR卯之町駅付近を少し過ぎたあたりで "文化の里商店街" の道筋と出会いました。

写真は振り返って撮影しました。
( 写真06 )
( 写真07 ) 国道56号と出会ったり国道56号から分岐していく旧道らしい道を行ったりということを 何度か繰り返しながら鳥坂(とさか)峠という所を目指して行きます。

写真は宇和加茂郵便局前の道標
鳥坂峠まで7.3km 
明石寺から5.4km 
鳥坂トンネルを通る国道56号から左に分かれて鳥坂峠へ向かう道の分岐点の直前に 新しい休憩所がありました。
宇和島信用金庫さん達から寄贈された休憩所49号"ひじ川源流の里"
この休憩所は北側と道路側に壁があって冬は北風を防いでくれる。

写真の右端の道路標識で左に道が分岐していることが示されてますが これが鳥坂峠への分岐点です。
( 写真08 )
( 写真09 ) 休憩所から20m で国道56号から左へ分かれる道を行きます。

分岐点に道標がたくさん並んで立っている。
鳥坂峠 1.5km の道標がある所でさらに左へ分かれていく道を行くと 登り坂の山道になります。
( 写真10 )
( 写真11 ) 鳥坂峠に着く前に広い道路か林道を横切った。
この広さ等からみて道路なのか。
写真左端の窪みのように見える所から道標があるところに上って来て広い道を横切り 右端の手摺の棒のようなものがある所を右上に登っていきます。
道標では鳥坂峠まで 0.6km 。
あと少しです。
明石寺からは 12.1km です。
鳥坂峠に着いたようです。

鳥坂峠という表示はありませんがここまでは登り坂でここを過ぎると下り坂です。
冬で寒波が来ており10数cm.ぐらいの積雪がありましたが防水性のあるハイキングシューズ を履いていたので大丈夫です。
こんな道は運動靴では通れない。
( 写真12 )
( 写真13 ) 上の写真ではどこが道なのかわかりにくいので足跡をつけてみた。

手前から奥のほうへ歩いて行って,雪面が凹んで見えるあたりから大洲市側に下って行きます。
林道に合流したりショートカットらしい道を通って来ましたが, しばらくはこの林道をまっすぐ行くようです。

四国のみち(自然歩道)の経路はここから左下に下り国道56号に出るようですが, へんろ道の道標はまっすぐ進む方を指しています。
この付近は遍路道と四国のみちの経路が分かれているようですが, まっすぐの遍路道を行きます。
( 写真14 )
( 写真15 ) ゆるやかに下っていく林道を行くと左下に国道56号や左前方に大洲方面かもしれない景色が見える。
道標に導かれながら坂を下って来て番外霊場,札掛大師に着いた。
弘法大師がお釈迦様の御影札を掛けたという松は枯れてしまったが切株が近くに残っているらしい。
山門には鐘を突く棒があり鐘楼門だった様だが鐘は撤去されている。
境内は雑草が生え潅木が伸びて大師像が茂みに隠れかかっている。
いろいろ経緯があったらしいが現在、無住の寺になっているようだ。
( 写真16 )
( 写真17 ) 札掛大師から少し下ると小学校の前を通り国道56号の道と出会い, 大洲北只付近まで56号線を行く。
大洲北只付近で56号線から右に別れ, 橋を渡ると大洲北只郵便局の前を通った。
この名前からみて大洲市内に入っているようですが JR大洲駅のあたりまではまだまだ距離があります。
( 写真18 )
( 写真19 ) 左に大洲城を見ながら肱川という広い川を渡ります。
43番 明石寺に向かう途中,県道の横を流れていたのも肱川だったが, あの肘川は大洲と反対方向に流れていた。 地図で調べると同一の川で大きくUターンして流れてきているようだ。 川の源流付近に休憩所がありそこで休憩もしたのか。
この写真は橋を渡り終えた後,振り返って撮影しています。
大洲城が見える。
( 写真20 )
( 写真21 ) 肱川橋を渡り終えてすぐの信号で56号線から左に分かれていく "とのまち商店街" の看板が道の上に掛かっている通りを行きます。
保存協力会の地図では56号線を直進する経路が示されていますが 今回通る "とのまち商店街" の経路は東海図版の地図で示されている経路です。 "とのまち商店街"の道筋はJR大洲駅の近くでは新町駅前商店街という商店街になるらしい。
途中,左のすぐ近くに大洲駅が見えますがまだまだ真っ直ぐ進むと,JR予讃線を渡る踏切がありました。

踏切を渡ると道の左側に古い道標がありました ( 下の写真 )
道標は左を指差して "明石山" 右を指差して "菅生山" となっている。
"菅生山" は第44番札所 菅生山 大寶寺ですね。
この写真は振返って撮影しました。
( 写真22 )
( 写真23 ) 地図で調べると道標の左に建ってるお堂は小安観音堂というらしい。
ここから少し行くと道は左側の肱川の土手に上っていきますが 上り始める所で右へ分岐する道を行きJR予讃線の踏切を渡って国道56号に出会います。
この分岐点には道標がありませんでしたが右前方にSPORTS ALPINEの看板が見えます。
(直進した場合は四国の道に合流するらしい)
しばらく国道56号を行き

四国別格20霊場 第8番札所
十夜ヶ橋 永徳寺
( とよがはし えいとくじ )

に着きました。
( 写真24 )
( 写真25 ) 橋の上では杖をつかないという風習の起源の十夜ヶ橋です。

十夜ヶ橋の下で横になられている大師像がまつられていますが 撮影が冬だった為なのか大師像には幾重にも布団が掛けられていました。




第44番札所 菅生山 大寶寺 ( すごうさん だいほうじ ) への道 − 後半 

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