Out of standard #08
ニホンゴ、ムズカシー

今回は『日本語の難しさ』について。

私は、つい最近まで『雰囲気』を「ふいんき」と涼しい顔して読んでました。
そりゃ大学2浪しますわ。
ついでに言えば、1留もしますわ。

漢字で書こうとすれば、ちゃんと『雰囲気』って書けてたんですけどね。
テレビで聞く時も、たまに「ふいんき」って言ってる人がいると思うんだけどなぁ。
う〜ん…「ふんいき」ねぇ。
なんか、パッとしねえなー。


友人の一人は『トラウマ』を「虎馬」だと思っていたようですし。
ウナギ犬みたいなものと勘違いしていたとか。
もしくは「竜虎」みたいに甲乙つけがたい比較の例えみたいなものと思ったらしい。

そこまでくると勘違いとかいうレベルでない気もします。
つうか、虎と馬じゃぁ、甲乙つくから。
捕食する側とエサになる側だから。それ。


大阪にある『喜連瓜破』(きれうりわり)という駅なんて、新しい格闘ゲームで出てくる必殺技みたい。
なんか、中国系のキャラが使いそうな字面。
イメージとしては波動拳っぽいので、やっぱり入力は「下、右下、右、パンチ」かな。

その流れでいうと、同じく大阪の駅で「西中島南方」ってのがあるんだけど、
これなんかは着流しを着た日本人キャラの名前っぽい。
居合い斬りとか使いそうなキャラクター。
で、必殺技が「十三(じゅうそう)!」とか「放出(はなてん)!」とか。

うん。売れない匂いはするんだけど。


完璧という漢字、当たり前のように完壁と書いてました。
そりゃ大学2浪しますわ。
ついでに1留もしますわ。
親は泣きましたわ。情けないって。

でもね、『』と「」。
下が『玉』なのが正しいっていわれても。
…絶対どっかのいじわるな学者とかが、
学生をおとしいれるためだけに作った漢字っぽい。いいじゃない、「壁」でも。


あと『豆腐』と『納豆』。
どう考えても、意味が逆の気がする。
豆が腐ってるのは納豆だろ。
豆を納めて形作ってるのが豆腐じゃねーかっ。

これは事あるごとに主張するんだけど、誰からも同意が得られない。
挙げ句の果てに、
 「お前、納豆食べられねーじゃねーか。」
なんて、偏食について叱責を受ける始末。

納得がいかない。


ついでに言えば、『我が儘』とか『贅沢』とか『刺繍』とか、言葉としてはポピュラーなのに
漢字で書かせると日本人の9割が書けないという言葉たち。

早く進化(簡単な漢字へ)を遂げて下さい。

そして『釦(ボタン)』とか『檸檬(レモン)』とか『瓦斯(ガス)』とか、
英語を漢字で表記する言葉たち。

いらないから。