Out of standard #35
エンマと神様 ’99

’99に大学の学園祭でイワヲ氏とやった漫才の台本が出てきたので、
今回は一部抜粋&編集して紹介させてもらいたいと思います。
…ただ、やっぱり漫才は「かけあい」や「テンポ」が大事なもんですから、
文章で読んでも薄ら寒い事があると思われます。
特につっこみが寒く感じるおそれが。
読んで頂いてる貴方自らが、「漫才師になった気分で」テンポ良く読んでね。


(イワヲがエンマ役、DSが神様役で登場し、
 99年に話題になった事柄や人物を [天国行き] か [地獄行き] か話し合う、という設定のコント。)

お裁きその一 「浅香光代」(サッチー・ミッチー騒動)
神様 : いきなりこの人から裁くん?
エンマ: 今年を代表する人の一人やな。
神様 : すっごいパワーやったね。「あぁたぁしゃねぇー!許せないよぉー!」って言うてたで。
エンマ: 地獄行き。
神様 : 早いわアホ! 何でやねん。悪い事はしてへんがな。
エンマ: …悪い事はしてへんけど、マスコミを使って煽ってたやろ?あのやり方が気に入らねえ。
神様 : 確かに「イジメ」の典型的な構造やったな。 
エンマ: もう地獄行き。灼熱地獄!
神様 : 重すぎるわっ。
エンマ: あぁたぁしゃねぇー!許せないんだよぉー!
神様 : 口癖うつってるうつってる。
エンマ: …地獄行きに関しては意義なし?
神様 : 俺は女性の味方やからね♪
エンマ: いや、女性女性。ミッチー女性やで?
神様 : 「オッサンみたいな女性」はダメ。
エンマ: お前ホンマに神様か?

 

お裁きその二 「野村沙知代」(サッチー・ミッチー騒動)
神様 : 出た。
エンマ: 悪役登場や。
神様 : 悪役っていうな。 でもまぁ、よく一年叩かれつづけたねぇ。
エンマ: 大体、「コロンビア大学在籍」なんて言うからアカンねやん。
神様 : 「桃山学院大学在籍」って言うたら良かったのに。
エンマ: 余計いじめられるがな。
神様 : 何でやねんっ。 
エンマ: ウチらもよぉいじめられてるやん…(イワヲもDSも桃大在籍)
神様 : いじめられてへんよ! …話し戻るけど、
      サッチーはもう社会的制裁を受けたから地獄に落とさなくてもいいでしょ。
エンマ: かと言って天国行きじゃぁミッチーが浮かばれないよ?
神様 : 死んでへんっちゅうの。
エンマ: ミッチーが灼熱地獄で待ってるで?
神様 : そこにサッチー落としたらよけい熱くなるがな。
エンマ: 何にせよ、天国行きは納得できん。
神様 : じゃ、もう一度人生やり直してもらう、という事で。
エンマ: 送り返し?
神様 : そう。
エンマ: 早く人間になりたい?
神様 : そりゃ妖怪人間ベムや。
エンマ: あのラップ歌う姿は妖怪そのもの。
神様 : まーね。

 

お裁きその三 「十勝花子」(サッチー・ミッチー騒動)
神様 : いつまで「サッチー・ミッチー騒動」続けるつもりやねん!
エンマ: えーっと…この後も「渡部絵美」、「デヴィ夫人」、「神田川利郎」…。
神様 : いつ終わんねんこのコーナー。
エンマ: オールナイトで。
神様 : 長すぎるわ! …もう、サッチー・ミッチー騒動関係者はみんな「人生やり直し」!
エンマ: ほうほう。 …あれ? ミッチー灼熱地獄に落としたっきりやで?
神様 : 俺は女性の味方だ。
エンマ: 女性やってば!

 

お裁きその四 「広末涼子」(早稲田大合格)
神様 : 天国行きー。
エンマ: 待て待て待て。話し合ってもないがな。
神様 : 何か文句でも?
エンマ: あるっちゅうねん。
神様 : 何で? 映画「鉄道員」や「秘密」にも出演して、日本映画界に多大なる貢献をしてるよ?
エンマ: それはええねん。問題は早大入学の件。
      一芸入試やろ?芸能人やから合格っておかしいやろ?
神様 : …桃山学院大学に入ったらそんなに騒がれへんかったのに。 
エンマ: あそこは勉強せんでも入れるがなっ。
神様 : 入れるかっ!俺はめっちゃ勉強したっちゅうねん!
エンマ: んで、やっと自分の名前を全部漢字で書けるようになったんやね?
神様 : 俺どこまでアホやねん。 …また話し逸れたな。確かに彼女は
      大学にしてみれば広告塔なんかもしれんけど、彼女自身、知識を補うほどの才能があるがな。
エンマ: 何がある?
神様 : 演技力っ! …そして歌唱力。
エンマ: は? 何? 「演技力」の後が聞こえへん。
神様 : …歌唱力。
エンマ: 歌唱力ぅ?
神様 : そう。歌唱力。歌上手いだろ。
エンマ: マジでKOIする5秒前?
神様 : まぁ、タイトルは変やったけど。
エンマ: とってもとってもとってもとってもとってもとってもとっても…
神様 : 長い長い。
エンマ: 歌唱力に関しては異議大有り。
神様 : でもな、最近バッシングが多かったやん。で、疲れちゃったのか
      「私は決していい子じゃありません。」って告白してたがな。
エンマ: そうそう。あの若さで画期的な麻薬密売ルートを開拓したらしいな?
神様 : 極悪人やがな!! 開拓するかぃ!そんなもん。
エンマ: それは違う「広末」か。
神様 : どこの広末やねん…。いや、「いい子じゃない」ってのはそういう意味と違うやんか。
エンマ: 悪い子でもない?
神様 : きっとね。
エンマ: 灼熱地獄行き?
神様 : 重すぎるっちゅうねん。

 

お裁きその五 「羽賀研二」(アンナとの結婚問題)
神様 : 地獄行き。
エンマ: 待て待て。お前が進んで地獄に落としてどーすんねん。
神様 : 救い様がないもの。
エンマ: それでもいい部分を見つけて救うのがお前の役割やがな。
神様 : ええ所なぁ…。
エンマ: なんかあるやろ。
神様 : あ。彼女のために肖像画を送ったやんか!
エンマ: あれ、友人に描かせた絵に勝手に自分のサイン入れて送っただけやがな。
神様 : 彼女と一緒にやるために店開いてたね。
エンマ: 借金まみれでアンナパパの怒りかっとったがな。
神様 : 『ナニ』が物凄いデカいらしいやん。
エンマ: 単純にムカツクがな。
神様 : …あぁ、お前は特に羨ましい分腹も立つでしょうな。
エンマ: アホな事を言うな。俺も凄いっちゅうねん。
神様 : 凄いちっちゃい?
エンマ: 違うわ。ブランブランしとるっちゅうねん。
神様 : タマが?
エンマ: 何のハナシやねんっ。羽賀の件やろ。
神様 : でも羽賀って、言うほど悪い奴とちゃうような気もするがね。
エンマ: ワイドショーの餌食にされてた部分もあるやろうしな。
神様 : よほど、レイ○しても事務所の圧力でもみ消してしまうジャ○ーズの方が…
エンマ: ただの噂やろ。
神様 : ○田 剛の方が地獄行きの気が…
エンマ: 噂やっちゅうねん。
神様 : 妃 今○子も辛かったでしょうに。
エンマ: どこまで行くねん。
神様 : 番組名も「学校へ行こう!」から「刑務所へ行こう!」に変更。
エンマ: どんな番組やねん。
神様 : 人気コーナーは「被害者の主張」。
エンマ: 話題を羽賀に戻せっ!
神様 : ここまで言えば「羽賀なんてまだマシだなぁ。」って思うやろ?
エンマ: 思うか!
神様 : あかんかなぁ。
      ジャ○ーズで純粋なのは、太って解散した「忍者」だけやって言う話やのに。
エンマ: 嘘つけ。
神様 : 羽賀にとってもアンナにとっても、いい別れじゃなかったんかな?
エンマ: いきなりまとめるなよ。説得力あれへんし。
神様 : じゃ、地獄ということで。
エンマ: どないやねん。

 

…恥ずかしくなってきたので、ここから後は割愛させていただきます。(笑)
今になって思えば、「あぁ、もう随分前の話やなぁ…」なんて、オイラ自身懐かしさに包まれる内容であります。
この記事を読んで楽しんでくれるのは、相方のイワヲやtenさん他、
当時の学園祭関係者だけが「あぁ、懐かしいねー。」と思うだけではないだろうか?
という不安もあいまって、全部で10個くらいあった『お裁き』の内容を大幅にカットしてアップしました。
自己満足みたいな更新でごめんなさい。

そう言えば、
「DSの落語・漫才ビデオ配布の件はどーなったんだ?」
というメールを若干二名様より承っております。すいません、本人もすっかり忘れておりました。
何とか早めに対応したいと思っております…。