Out of standard #36
女子高生賛歌

女子高生
なんて耽美で素敵な響き。
「官能」「給料日」という言葉を凌駕するほどウットリする言葉ですね。
女子大生。
ってのも捨てがたいんですが、どこか純粋さにかけるイメージが。
って、最近の女子高生が純粋か?と言われると疑問なんですけどね。

ま、実際に付き合ったら「女子高生」なんてもん、
タダの言葉に過ぎないことに気付くんでしょうが。
要はその人の中身が問題なんですわね。

…条例の関係もあるもんで、やたらめったらオイラの過去を書けないのが残念。
なんて、甘酸っぱい思い出もないくせに見栄張って思わせぶりなこと書いてみたり。

つまりまぁ「女子高生」ってのは、傍から見てる分にはとってもイイ感じ。
野郎どもの心のオアシスであったりします。

 風の強い日の登校時間なんて、駅前はまさにパラダイス。
 自転車登校の女子高生集団と出くわしたらまさにパラダイス。
 コンビニ前で体育座りしてる女子高生を見かけたらまさにパラダイス。

日常の空間を一瞬にしてパラダイスへと変えてしまう女子高生恐るべし。
そして、そんな事を考えてる男どもも恐るべし。
ギリギリの所で踏み止まれよー。道を踏み外すな。


車を持ってなかった頃、どこへ行くにもオンボロ自転車を活用していたんですが、ある日。
買い物をしに近くのスーパーへ出かけ、店前に自転車を停めてお買い物。
買い物を終えて店を出て自転車のほうへ目をやると

 オイラの自転車の周りでたむろする女子高生集団(6名)を現認。

 あまつさえその内の一人はオイラの自転車に座ってる有様。


何様?

その状態を見たオイラ、迷わずつかつかと歩いていきましたよ。
店内に。


買い忘れ、買い忘れ。
オーケィ心配は要らない。
俺も男の子。言う時はキチンと言いますとも。
それが彼女達の為にもなりますしね。

世の常識、っつーもんを教えるためにも、人生の先輩から一言
 「それはいけないことです。」
と一言ね。
別に要らなかったけど買い忘れた牛乳を購入後、再び店を出たオイラ。
自転車の方向へ目をやると…

 オイラの自転車の周りで依然たむろする女子高生集団(7名)を現認。

増えてるっ!!煤i ̄■ ̄)ウソー


こりゃぁ、言わないといけないよね。
人様の自転車の周りでたむろするばかりでなく、人様の自転車に座ってご歓談中だもの。
俺帰れないじゃん。ボク不愉快。

でもこういう時、日本人って

 「すいませんケド…」

って蚊の鳴くようなか細い声で、申し訳無さそうに言うのね。
悪くないのに謝ってる。
欧米人が理解に苦しむ所なんだそうな。
言われてみればそりゃそうだ。「すいません。」っていうのはコッチじゃない。

でも、でもね。だからと言って

 「おい、そこ邪魔だ、どけ!」

なんて言おうもんなら険悪なムード漂うよね。
人間関係ギクシャクするよね。
いや、別にその女子高生たちとは何の面識も無いけど、
こっちに非がないからって偉そうな態度とる必要もないわけですよ。
そこらへんの意識の違いで些細なイザコザが起こるわけですからね。
あまつさえ刺されたりする訳ですよ。

じゃ、どう言うべきか?考えたねー。

 1.「俺の自転車、ここにあったのかー!」と、盗難自転車発見のように振舞う。

   買い物袋ぶら下げて、鍵まで持ってる、っていう状況からして無理がある。
   それに、下手したら女子高生たちに濡れ衣を着せる結果にも。
   却下。


 2.「俺も仲間に入れてくれる?」と、集団の中に溶け込み、
  友好を深めつつ電話番号を聴取したのちに爽やかに
  「じゃ、今度電話するわ。」と言い残し自転車に乗って去る

   不可能。


 3.自転車を置いて歩いて帰る。

   不条理。


どいつもこいつも使えないアイディアばかり。そんな事を考えてたら10分ほど経過してた。
フと自転車の方向に目をやると…

 自転車に乗ってた子が、スカートをサドルの外へ出して座りなおしてる状況を現認。

  
  こういう状態だったのが

  
  こうなった、ってコトね。


直ですわ。
ジカですわ。
パンティ・オン・マイ・サドルですわ。

 ( ̄ー ̄)ウフフ。




…も、もうちょっと温もるまで様子を見ようかな。


一瞬にしてパラダイスへと雰囲気を変えてしまう女子高生、やはり恐るべし。

そしてその様子をその後20分見守った俺も、また恐るべし。