4.背景の塗り



りあえず大まかに
大まかな色付け
   
  さて、残るは背景です。
背景の塗り方については実は描くことがあまりないのですが(^ ^)、 作業の順番を追ってみましょう。
まずは人物原画と人物塗りレイヤーを非表示にしてから、 人物のときと同じように、全体に大まかな色付けをします。 下地としての色を塗るのと、配色のバランスを確認するためです。
べったりと、塗り残しがないように塗るのがいいと思います。
 
   


かい塗りは後ろの方から
後方だけ細かく塗りました
   
  大まかに塗って確認したら、細部を順番に塗っていくわけですが、 塗る場所は画面のより後ろにある部分から塗るのがいいと思います。 この場合は水面とか、後ろにうっすら見える崖の部分ですね。
先に前面を塗ってしまうと、後方のグラデーションをつけたりするのが 非常に困難になってしまうためです。
 
   


々に前面へ
前面に向けて塗り進んでいます
   
  後ろのほうから、徐々に前面に向けて作業を進めていきます。
気をつけるのはやはり光源の方向とか、あと、 後方に行けば行くほど背景はぼんやりと霞掛かるので、 注意が必要です。海の中はさらにそれが顕著なはずですね。
普通に見る風景では、はるか後方にある山は薄く青く見えたりしますよね。 その辺を表現すると、イラストでも雰囲気が出るのではないでしょうか。
 
   


景の完成
背景完成
   
  一通り塗れたので、最後に海草や魚など、非常に細かい部分を塗ります。 塗り残しがないように気をつけましょう。 まああとで塗り忘れを直すこともできるのですが、 一気に仕上げるつもりで塗ったほうがいいでしょう。
さて、塗りが完成したと思ったら、キャンバス→乾燥 を選んで乾燥します。 乾燥してしまえば、ファイルは拡張子.PSD(Photoshop用拡張子) で保存できるので、.PSD形式で保存しましょう。
ちなみに水彩を乾燥せずに保存したいときは、 .RIFF形式で保存します。 .RIFF形式は保存に失敗することが経験上たまにあるので、気をつけましょう(^ ^)。
 
   




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