2 原画を描く

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1 下描き、スキャン 3 マスクを作る 5 人物を塗る(2) 7 主線の色、光と影



 原画を描く準備
さて、葉山の場合、スキャンした絵を原画に使うわけではありません。 原画はPhotoShopで下絵を元に描きます。 というわけでその準備をします。
まずこのままでは絵が大きすぎて作業が大変なので(笑)、 解像度を多少落とします。メニューからイメージ→解像度を選んで、 大体幅1500pixel程度にしました。
次にグレースケールをRGBモードにします。 メニューからイメージ→モード→RGBカラーを選びます。

下絵はそのままだと黒くて原画と判別しづらいので、色を変えましょう。 新しいレイヤーを 「オーバーレイ」 モードで作成します。 作成したレイヤーを原画と判別しやすい色(緑や青がおすすめ)で 塗り潰すと、下絵の色が変わりましたね。


 ブラシの設定
新しいレイヤー(「原画」と名付けました)を用意します。
ここに原画を描くわけですが、使用するブラシの設定は 右の図のような感じですね。 筆圧感知入力不透明度にはチェックを入れていません。 あとブラシの大きさは描く部分によって変えることもあります。


 やっと原画を描く
このブラシでさっそく描いていくことにします。ブラシの色は 黒に近い灰色でしょうか。
葉山は長い線を描こうとするとグニャグニャになるので(笑)、 短いストロークの線を重ねる感じで描きます。 大変そうですが、慣れると結構早く描けるようになります。

左の図の一番上が原画を描く前、真ん中が描いてるところです。 下絵は汚い(笑)ので、原画となる線はよく選んで描きます。
途中で原画の出来具合を確認したければ、背景レイヤーを見えない 状態にすれば、左の図の一番下のように下絵が消えます。


 原画完成
こうして原画が完成しました。魚にも主線を入れています。
なお、この下絵は背景を塗る際にも使うので、 レイヤー→レイヤーを複製で「背景のコピー」レイヤーを 作り、乗算モードにしておきます。 背景のコピーが出来たら、背景は編集→塗りつぶしで 白に塗り潰してしまいます。下絵の色を変えるためのレイヤーは もう削除してもかまいません。




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