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レイヤーに変換 |
背景を塗る前に、先ほど塗った人物をレイヤーにしておきましょう。
選択範囲→選択範囲の読み込みで、操作の
現在の選択範囲に追加にチェックを入れながら、
保存した全ての選択範囲を読み込みます。すると色を塗った部分が
全て選択されるはずなので、選択範囲→レイヤーに変換を行います。
左図で、レイヤー1が新たにできているのが確認できるでしょうか。
このレイヤーは「塗り」レイヤー(笑)と名付けて原画レイヤーの下に移動させます。
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まずは大まかに |
ここで、「背景のコピー」レイヤーを表示させます。
乗算モードになっていることを確認しましょう。
この下絵を元にキャンバスに塗っていくわけですが、背景の塗り方も
人物とさほど変わりません。
まずは大まかにベタ塗りして、大体のイメージをつかむ感じですね。
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徐々に細かく |
基本的に、後方にあるものから順に塗っていった方がいいでしょう。
この場合は海のグラデーションなんかは先に塗った方がいいですね。
Painter水彩のポイントとして、乾燥するまでスポイトツール
(キャンバス上の色を選択するツール)が使えないという点があります。
だから全く同じ色を作るのは困難だと思いますが、
まあさほど問題はないでしょう。
テクニックはともかく、塗り方のセンスなんかは個人の裁量ですよね、きっと。
とにかく徐々に細部まで塗っていきます。
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ひとまず完成 |
とりあえず背景が一通り塗れました。
まだ手直しをするかもしれませんが。
背景をうまく塗るには、慣れが必要だと思います。
資料を見るのも大切な一つの手ですね。
「背景のコピー」レイヤーはもう必要ないので破棄しちゃいましょう。
これでレイヤーは「原画」「塗り」「背景(キャンバス)」の3つに
なりましたね。マスクを使うとレイヤーが少なくてすむので、ファイル容量が
軽く済むという利点があります。人物が複数のときは人物ごとのレイヤーに
するのもいいかもしれません。
背景を塗るときは途中で乾燥させるわけにはいかないので、葉山の場合はRIFF形式
で保存するか一気に仕上げてPSD形式で保存するかのどちらかですね。
といっても、勢いに任せて仕上げてしまう方が多いです。
主線がないと意外と時間がかからずに塗れることが多いので。
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