6 背景を塗る

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レイヤーに変換
背景を塗る前に、先ほど塗った人物をレイヤーにしておきましょう。
選択範囲→選択範囲の読み込みで、操作現在の選択範囲に追加にチェックを入れながら、 保存した全ての選択範囲を読み込みます。すると色を塗った部分が 全て選択されるはずなので、選択範囲→レイヤーに変換を行います。
左図で、レイヤー1が新たにできているのが確認できるでしょうか。 このレイヤーは「塗り」レイヤー(笑)と名付けて原画レイヤーの下に移動させます。


まずは大まかに
ここで、「背景のコピー」レイヤーを表示させます。 乗算モードになっていることを確認しましょう。
この下絵を元にキャンバスに塗っていくわけですが、背景の塗り方も 人物とさほど変わりません。 まずは大まかにベタ塗りして、大体のイメージをつかむ感じですね。


徐々に細かく
基本的に、後方にあるものから順に塗っていった方がいいでしょう。 この場合は海のグラデーションなんかは先に塗った方がいいですね。
Painter水彩のポイントとして、乾燥するまでスポイトツール (キャンバス上の色を選択するツール)が使えないという点があります。 だから全く同じ色を作るのは困難だと思いますが、 まあさほど問題はないでしょう。
テクニックはともかく、塗り方のセンスなんかは個人の裁量ですよね、きっと。 とにかく徐々に細部まで塗っていきます。


ひとまず完成
とりあえず背景が一通り塗れました。 まだ手直しをするかもしれませんが。 背景をうまく塗るには、慣れが必要だと思います。 資料を見るのも大切な一つの手ですね。

「背景のコピー」レイヤーはもう必要ないので破棄しちゃいましょう。 これでレイヤーは「原画」「塗り」「背景(キャンバス)」の3つに なりましたね。マスクを使うとレイヤーが少なくてすむので、ファイル容量が 軽く済むという利点があります。人物が複数のときは人物ごとのレイヤーに するのもいいかもしれません。
背景を塗るときは途中で乾燥させるわけにはいかないので、葉山の場合はRIFF形式 で保存するか一気に仕上げてPSD形式で保存するかのどちらかですね。 といっても、勢いに任せて仕上げてしまう方が多いです。 主線がないと意外と時間がかからずに塗れることが多いので。




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