7 主線の色、光と影

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主線の色を変える
ここからはPhotoShopに戻して作業を行います。
次は、主線が黒のままだと少し重たい感じがするので、主線の色を変えます。 原画レイヤーにあわせて透明部分の保護にチェックを入れると、 色が塗ってある部分以外(つまり透明部分)には色を塗ることができなくなります。 周りの色に合わせて色を変えていきましょう。ブラシの筆圧感知は 「不透明度」にチェックを入れたほうがいいかも。
細部まできちんと塗ると綺麗ですが、面倒なとき(笑)はあまり重くない色で 原画全体の色を変えると、また違った雰囲気になっていいかもしれません。


光の表現
さあ次は、個人的にかなり好きな(笑)光の表現を加えましょう。 今回の絵は海の中なので、その雰囲気を出したいものです。
新しいレイヤーを覆い焼きモードで原画レイヤーの上に作成します。 覆い焼きモードは光の表現に最適ですね。使う色は通常の光なら、 暖かい光なら薄い黄色、冷たい光なら薄い青というふうに 使い分けるといいでしょう。
使うのはブラシエアブラシです。光の強さにもよりますが、 大体ブラシは不透明度15%程度、筆圧感知の不透明度にもチェックを 入れて使用します。エアブラシの強さも15%程度ですね。 消しゴムもエアブラシモードがいいと思います。
覆い焼きは非常に便利なのですが、気をつけたいのは、使いすぎると嫌味に 感じることがあるので、そうならないようにすることでしょうか(経験者は語る(笑))。


影の表現
光の次は影です。まあすでに陰影はつけてあるのでこれは必要に応じて、ですね。 光を加えたら影のバランスが変わることもあるでしょうし。
新しく乗算モードでレイヤーを作り、 原画レイヤーの下にでも置きましょう。このレイヤーを使用します。 影をつける場合の色は、黒い影をつけるなら灰色、 彩度が下がった影をつけるならその物体と同じ色(かもう少し薄い色) ぐらいで塗るといいんじゃないでしょうか。
ブラシ、エアブラシの設定は光の場合と一緒ですね。ブラシの不透明度はもっと 上げたほうがいいかな。




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